犬の免疫系の仕組み:ワクチンはどのように免疫系と機能するの?

31 1月, 2020
犬の免疫系は人間のものと同じように機能します。細菌にさらされることで発達していきます。
 

動物には自己防衛機能があることをご存知でしたか?ウイルスや細菌、原虫、寄生虫などの病気と闘う役割を果たしています。これは何でしょうか?そう、免疫系です!犬の免疫系は人間のものと同じように機能します。体が攻撃を受けると、病原菌が体の奥深くに入って行かないように免疫系が作用するのです。

最初の抗体

子犬は生まれると、初乳と呼ばれる最初の特別な母乳から初めての抗体を受け取ります。この抗体は生まれて最初の数週間に自分の免疫系を発達させるまでの間、子犬のことを守ってくれるのです。

犬の免疫系は何でできているの?

犬の免疫系は臓器、組織、細胞、分子でできています。これらすべてが調和して働くと、感染病原体に対して効果的に機能することができるのです。

リンパ腺とリンパ液

リンパは血しょうに似ている液体です。余分な組織液(体内のすべての細胞間にある液体)、たんぱく質、脂肪、白血球を運んでいます。

リンパはリンパ管を通って体の中をめぐります。リンパ腺はリンパ液をきれいにし、循環に戻す役割を果たしています。

脾臓

脾臓は犬の免疫系に直接的な影響を与える臓器です。その仕事は血液をろ過し、古い血液は壊して新しいものを作り出します。

免疫細胞

体の防御システムを助けてくれる免疫細胞には異なる種類があります。すべて体の同じ場所で作られますが、それぞれの細胞には特別な仕事があります。これらの細胞がすべて力を合わせると、多くの病気から体を守ることができるのです。

  • リンパ球:これらの細胞は抗体を作り、小さなタンパク質でできたその抗体が体に入ってくる感染病原体であるウイルスにくっつきます。
 
犬 免疫系

体が攻撃を受けると、犬の免疫系はどう働く?

犬の免疫系は他の哺乳類と同じように、病原体にさらされることで発達していきます。病原体が体の中に入ろうとすると、その侵入と繁殖を防ぐバリアになるのです。そのバリアには以下のようなものがあります:

  • 第一バリア:皮膚や粘液分泌。
  • 第二バリア:これが免疫系からの細胞です。病原体が第一バリアを突破した場合に、それが体の中に広まらないようにします。
 

生まれて最初の1ヵ月間は、子犬は生まれつきの免疫系を持っています。これは病原体の侵入にすぐに反応する免疫系の一種です。しかし、入ってきた病気を学習したり覚えているということはありません。

この初期の免疫系を構成している細胞が病原体を認識するようになり、一般的な体への脅威に反応します。子犬が成長するにつれ、新しい細菌にさらされ、免疫を発達させていくのです。免疫系は体に入ってきた病気や最近の記憶を得て、次に同じ病原体が体内に侵入しようとしたときによりうまく機能します。

犬 免疫

ワクチンはどのように免疫系と機能するの?

ワクチンもこの原則に従っています。ワクチンを接種することで、免疫系に特定の病気と闘うよう「教える」ことが目的です。どういうことかというと、特定の病気を弱らせたもの、あるいは体がもう一度認識できるくらいの量を免疫細胞に紹介するのです。

ワクチン接種をすることは、パルボウイルス、肝炎、犬ジステンパー、リーシュマニアなどの危険な病気の免疫をつける安全な方法です。そして子犬のときから始めた方がいいでしょう。すべてのワクチン接種(そしてワクチンの効果を高める追加摂取)を終えたら、犬の免疫系をより良いものにしてあげることができるのです。

 
 
  • Universidad de Granada. Curso de inmunología general.
  • Peter J.  Delves, MSD manuals. Inmunidad innata.
  • Medineplus. Respuesta inmunitario