フクロウグエノン:その特徴と生態

21 2月, 2021
フクロウのような顔をしたサルがいることを知っていますか?

世界には本当にたくさんの種の霊長類がいます。今日は、その中でも不思議な特徴を持ったフクロウグエノンをご紹介します。その名の通り、羽の生えた夜行性の動物、フクロウのような顔をしているのです。

フクロウグエノンとはどんな生き物?

フクロウグエノンは、オナガザル科の猿で、東アフリカの熱帯雨林に生息しています。以下のような地域で見つけることができるでしょう。

  • コンゴ共和国
  • 北西ルワンダ
  • 南西ウガンダ

フクロウグエノンは、標高900〜4600メートルの場所で、主に竹林に暮らしています。竹が主な食料源だからです。

しかし、フクロウグエノンは、人間によって他の大陸にも持ち運ばれました。実際、1907年に商人が持ち込んだことで、フクロウグエノンはロンドンの動物園にも初めて展示されることとなりました。

特徴的なマークが顔にあるフクロウグエノンを見ると、その名の通り、夜行性のフクロウを思い浮かべるでしょう。

フクロウグエノン

あわせて読みたい:ゴリラを守り、失われた動物保護者6人の尊い命たち

フクロウグエノンの特徴

フクロウを思い出させるこのフクロウグエノンとは一体どのような猿なのでしょうか?まず、顔に二つの筋が入っています。一つは縦に、一つは横に、まるでTの字を描いているかのような模様です。この筋は、白か黄色味を帯びた色で、体の暗い色と対比してとてもはっきりと見えるでしょう。その他の身体的な特徴には、以下のようなものがあります。

  • オスの体重は7〜10kg、メスは4.5〜6kg。
  • オスの体長は、50〜65cm、メスは40〜55cm。
  • ねずみ色と黒の、長くて硬く、薄い毛をしている。

フクロウグエノンの行動

フクロウグエノンは、地上と木の上で生活することで知られています。ですが、動き回ったり、食べ物を探す時には地上にいることを好みます。

フクロウグエノンの主食は竹ですが、竹以外の樹木の葉っぱも食べます。ハーブやフルーツ、種子類も食べます。

10体以下の小さな群れで生活します。この群れの中で、ボスとなる突出したオスがおり、嗅覚や声を使ってコミュニケーションを取ります。また、テリトリーを印付けるのに胸部の腺を使います。繁殖の時や自分の位置付けをする時など、様々な声を使い分けます。

繁殖期は 5月から10月です。妊娠期は5〜6ヶ月間で、その後赤ちゃんが生まれます。一般的に、メスは産後2年は再び妊娠することはありません。

フクロウグエノン

あわせて読みたい:動物虐待:猿に服を着せることは笑いごとではない

動物園で繁殖する動物

フクロウグエノンの寿命は27年程です。自然界での大敵は、ヒョウ、ゴールデンキャット、人間でしょう。

毛が暗い色をしている為に見過ごされやすく、森林破壊や狩り、低出生率などもまた、フクロウグエノンが貴重な種である原因となっています。これはIUCN(国際自然保護連合)による見解です。

フクロウグエノンは、人の保護の元繁殖させることが可能です。ヨーロッパや北アメリカの多くの動物園で繁殖が行われています。

Easton, J., Chao, N., Mulindahabi, F., Ntare, N., Rugyerinyange, L., & Ndikubwimana, I. (2011). Status and conservation of the only population of the Vulnerable owl-faced monkey Cercopithecus hamlyni in Rwanda. ORYX. https://doi.org/10.1017/S0030605310001468