みんな大好き!ダルメシアンのことを知ってみませんか?
ダルメシアンは忠実で愛情深く、知的で信頼できるワンちゃんです。また、筋肉質で運動能力が高く、長距離を走るのが得意な犬種でもあります。優れた番犬としても知られています。
ダルメシアンの起源は古く、17世紀のフレスコ画に登場することからダルマチア地方のクロアチアが原産だと考えられています。世界の他の地域では、ダルメシアンはそれよりも前から存在しているとも考えられています。
子犬であっても成犬であっても、ダルメシアンに出会えばその水玉模様とエレガントな立ち振る舞いに魅了されることでしょう。このような素晴らしい特徴がダルメシアンを優秀な番犬やペットにしているのです。
興味深いことに、イギリスの貴族たちはもともとダルメシアンを「馬車犬」として使っていました。イギリスの貴族が権力を誇示したいとき、ダルメシアンを同行させていたといいます。ダルメシアンは野良犬を追い払い、馬を守る役目を持っていたという説もありますが、ダルメシアンの存在が馬車を優雅なものにしてくれたと考える人もいます。
実際、馬車が使われなくなった後もダルメシアンはエスコート役とし活躍し続けます。いくつかの国では消防車を護衛するようになり、最終的には消防車の中に乗るようにもなったのです。
ダルメシアンの特徴
ダルメシアンの特徴といえば、もちろん黒や茶色の水玉模様の被毛です。不思議なことに、ダルメシアンは生まれつき斑点があるわけではなく、生後1年以内に現れ始めます。
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ダルメシアンの目と鼻は、被毛の斑点と同じ色をしています。サーベルの形をした尻尾は、際立つエレガンスをダルメシアンにもたらしています。健康なダルメシアンのコートは短く、つやつやしています。
ダルメシアンは知らない人や他の犬にもフレンドリーで、理由もなく攻撃的になっている姿を見かけることはないでしょう。適切なしつけを行い、十分な運動をさせれば、ダルメシアンは非常に穏やかな性格なワンちゃんです。
子どもとも相性が良いダルメシアンは、子どもを優しく見守ってくれます。とはいえ、耳や尻尾を引っ張られることは嫌がるので、子どもには適切な接し方を教えてあげましょう。そうすることで、ダルメシアンも子どもも、安心して共に時間を過ごせるようになります。
ダルメシアンの健康で気を付けたいこと
実はダルメシアンは病気になりやすい犬種です。映画「101匹わんちゃん」で人気が高まり、頭数を増やすために商業的に大量に繁殖されました。
ダルメシアンは遺伝的に難聴になりやすいと考えられていて、約10%のダルメシアンは軽度難聴、あるいは聞こえない状態だといいます。これは年齢とは関連がなく、先天性のものだそうです。
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また、ダルメシアンは腎臓結石を起こしやすいワンちゃんでもあります。特にオスの場合、代謝により尿を介して尿酸が排泄されます。軽度のこともありますが、命に関わる場合もあるため注意が必要です。
その他にも、アレルギー性皮膚炎や他の皮膚疾患も多いのが特徴です。幸いなことに、これらの症状は重症化することはなく、簡単に治療することができます。
ダルメシアンにピッタリな飼い主とは
非常に活発で外で遊びまわるのが大好きなダルメシアン 。そのため、ダルメシアンは毎日の運動ルーチンを一緒に行えるようなアクティブな若者に向いています。
ダルメシアンは遊ぶのが大好きで常に動いているので、自宅があまり広くない場合は1日2回散歩に連れて行きましょう。とても社交的なダルメシアンは、散歩で他のワンちゃんと遊ぶのが大好きです。
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