動物同士の友情物語:友好的な動物たちをご紹介!

仲が悪くなるように「運命付けられている」ように見えるにも関わらず、良好な関係を保っている動物たちがいるのは驚くべきことです。また、喜んで一緒に暮らしている動物もいれば、一緒に暮らすことを強要される動物もいます。
動物同士の友情物語:友好的な動物たちをご紹介!

最後の更新: 27 8月, 2019

動物には感情があり、種別に関係なく他の存在と仲良くできる生き物です。

長い歴史の中で、動物間の友情が育まれたケースはいくつかありました。

本記事では、驚くべき動物同士の友情に関するお話をご紹介します。

動物同士の友情

「犬と猫は敵である」または「猫とげっ歯類は仲が悪い」などの一般的な概念がありますが、これが必ずしも真実ではありません。

家の中で飼われているペットの中には、異なる種の動物が仲良く一緒に住んでいることもありますが、実は自然界でも同じような現象が見られます。

動物の中には孤独を好む動物もいますが、逆に他の動物との良好な関係を確立するのにぴったりの性格を持つ友好的な動物もいます。

グループでの生活を好まない孤独な動物もいますが、同時に、他の種の動物との関係を確立するのに特に友好的な動物もいます。

友情と生存の違いは、友情は動物にとっては何の利益にもならないという点ですが、一緒にいる仲間ができるという利点があります。

従順で親切な存在である犬は、他のほとんどの動物と友達になれます。

ただし、ここからご紹介する動物の中には、あっと驚く種類があるかもしれません!

ジェラルドとエディ

ジェラルドはキリンであり、エディはヤギです。

ジェラルドはブリストル動物園の囲いの中に一人で残されていたため、飼育係は、ジェラルドには仲間が必要だと考えました。

なぜだかわからないけれど、飼育係はジェラルドとヤギのエディーが仲良くなれると考え、二人を一緒にしました。

こうしてジェラルドとエディーは出会いました。

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「最初の日からの二人は友人でした」二人を飼育する責任者は語ります。

それから数年間、彼らは一緒に暮らしていました。

二人の友情や暮らしは、種類の異なる動物間で最も長く続いた関係の一つでした。

二人は追いかけっこをして遊び、食べ物を共有しました。

またシマウマの一匹がエディーの意地悪をしたのを見たジェラルドは、自分の身長を生かしてシマウマを追い払ったこともありました。

モーセとキャシー

1999年に、ある夫婦が路上で起こっている奇妙な出来事に気づきました。

キャシーと呼ばれる野良猫はモーセというカラスと仲良くしていたのです。

夫婦がしばらく野良猫とカラスを観察したところ、モーセがキャッシーの世話をしていることに気づきました。

モーセはキャッシーと一緒にいただけではなく、食べ物を与え、狩りの手伝いをし、時にはキャッシーを守りました。

カラスが非常に知的な動物であることは知られていますが、これほど知的なカラスがいるというのは非常に驚きでした。

モーセとキャッシーの友情は、5年ほど続きました。

デイジーとフランク

ワシントンに住んでいたデイジーの飼い主は、裏庭に池を作り、フランクという名の鯉を含むいくつかの魚をその中に入れました。

この家に住んでいた犬は、デイジーを除いては、誰も池の中の魚には興味を示しませんでした。

「デイジーは池に近付き始めました。デイジーが池に近づくときはいつでも、フランクが水面に現れました。デイジーはフランクが遠くにいるときは、池の中の他の魚には興味を示しませんでした。そしてフランクはデイジーに向かって泳いでくるのです。」

デイジーの飼い主はさらにこう続けます。

「デイジーはフランクを舐め、フランクはデイジーに魚のキスをします。お互いキスをしあっているかのようでした。」

フムとヘブラ

フムは人間を信頼しているフレンドリーで優しい黒い子猫ですが、フクロウのヘブラは人間や他の動物を警戒していました。

フムとヘブラはスペインのカタルーニャに住んでおり、ヘブラが鷹狩りに出かけるときにフムは一緒に過ごします。

フムは、フクロウのヘブラが受け入れた唯一の動物でした。

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動物の友情は、何をおいても二人で一緒にいるというものではありません。

フムは1日中狩りをするのが好きなので、1日の終わりにヘブラをを探します。

二人で一緒に過ごす日もありますが、その場合は一緒に遊んだり何かに登ったり、狩りをして過ごします。

異なる種類の動物間の友情は特別なものであり、お互い異なる環境で生まれ育って暮らしている動物が仲良くなることです。

モーセとキャッシーは自発的に一緒に過ごすことを選び、ジェラルドとエディーは飼育員の発案で強制的に一緒に暮らす中で友情を育みました。

それぞれのケースは異なりますが、どちらのケースからも学ぶ点は多くあります。

大きさ、色、生息地、さらには食生活の違いにもかかわらず、動物同士が友達になることがあり、彼らはその友情を何年もの間続けます。

お互いの存在を大切にして理解し合うのが動物の友情です。

人間である私たちも、生きていく上で自分と異なる他者との調和を学び、様々な人間関係の問題を解決するためには、動物から学ぶことがたくさんあるのではないでしょうか?


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。