【セキュリティ問題?】猫のマイクロチップ装着は義務化されている?

猫のマイクロチップについてご存じですか?今回はマイクロチップの有用性についてご紹介します。
【セキュリティ問題?】猫のマイクロチップ装着は義務化されている?

最後の更新: 11 11月, 2020

猫のマイクロチップは義務化されてはいませんが、迷子の際に効果的に猫を見つけられるため専門家は装着を強く推奨しています。

また、マイクロチップは猫に不快感を与えない上、ペットの基本情報がチップ内に登録されているため非常に便利なものです。現在はペットの種類に関係なくマイクロチップを入れる飼い主が増えています。

猫のマイクロチップとは?

猫に装着するマイクロチップとは、米粒ほどの大きさでカプセルのような形をしています。その子の名前、飼い主や獣医の連絡先、ワクチンの情報などがすべて登録されています。マイクロチップの利点の1つに、猫にとって無害ということが挙げられます。とても小さく痛みも伴わないため、猫はマイクロチップを入れられていることに気が付くことはありません。

マイクロチップは獣医により通常は首の後ろの皮下に埋め込まれます。痛そうに聞こえますが、猫はほとんど何も感じません。ワクチンを打つのと似ていて、素早く痛みを伴わずに行うことができます。

また、一度マイクロチップを埋め込んでしまえば同じことを繰り返す必要はありません。挿入後は登録手続きを行うことで、獣医にも猫の情報が行きます。マイクロチップは猫が迷子になった際にとても便利です。しかし、すぐに逃げてしまうことで知られているのが猫です。常に気を掛けておくようにしましょう。

しかし、もし逃げてしまってもマイクロチップがあれば安心です。そして、マイクロチップは経済的に負担のかからないお値段で行えるのが嬉しいポイントでもあります。

猫のマイクロチップは通常$35~60で装着可能です。支払いは一回のみです。

猫 マイクロチップ

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猫のマイクロチップは義務化されている?

ペットのマイクロチップが義務化されている国もありますが、アメリカではそうではありません。

しかし、義務化はされていなくても装着のメリットは多く、動物にとっても無害なため強く推奨されています。

室内飼いの猫にはマイクロチップを装着しない飼い主もいます。また、万が一、家から逃げ出しても猫は犬より外の環境に順応しやすいと誤って思っている人もいます。

家猫は外の生活に馴染むことができない

猫は路上に出ても大丈夫と思うのは間違いです。特に家猫は家出をすると外の環境に馴染むのには大変苦労します。そして、地域の動物相への間接的な影響は言うまでもありません。

脱走してしまった猫を見つけるにはマイクロチップが欠かせません。それもそのはず、迷子になった猫は犬とは違い通常パニックに陥ります。そのため、ひっそりと身を潜めて隠れることが多く、探し出すのが大変なのです。また、場所によっては家に戻ることが難しい場合もあります。

元家猫の野良猫は、発見されるときにはひどい状態になっていることが多いものです。結局のところ、どんなに野生の本能があっても家では狩りをしなければ食べていけないわけでもなく、他の野良猫と喧嘩になることもないからです。

また、車の事故で怪我をしてしまう猫も多く発見されます。このことを考えると、脱走後に猫は犬のように”野良”として過ごすのは得意ではないことがお分かりいただけると思います。ペットを飼うということは、ペットの安全と健康を守ることでもあるのを忘れないようにしましょう。

猫 マイクロチップ

マイクロチップと登録情報のアップデート

マイクロチップを装着後は、登録情報を常に最新の状態にしておくことが重要です。マイクロチップを入れても登録を忘れてしまうこともあります。登録をしないとマイクロチップを入れた意味はありません。また、電話番号や住所などの連絡先も必要に応じて更新するようにしましょう。

猫のマイクロチップは義務化されていませんが、入れておく方が賢明といえるでしょう。その理由は単純で、猫の安全を守れるのと同時に身元が分かりやすくなるためです。万が一、飼い猫が脱走してしまってもマイクロチップを入れておけば安心です。そして、猫にとって痛みもなく、飼い主にとっても経済的に行えるのが嬉しいポイントです。


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