オオカミ:6種類の特徴について

22 12月, 2018
今回は、現存するオオカミのいくつかの種類について学んでいきましょう。

カニス・ループスという学名でも知られるオオカミは、犬の祖先となる肉食の哺乳類です。

北米、ユーラシア、中東を原産としますが、現在は狩猟や森林破壊が原因でその数が減少しています。

今回は、現存するオオカミのいくつかの種類について学んでいきましょう。

 

オオカミの特徴

オオカミは、犬と同じような歯を持つ捕食者で、タイガ と呼ばれるシベリヤなどの針葉樹林帯、森林、山、牧草地、そしてツンドラと呼ばれる凍原に生息しています。

そのサイズは種類によって異なりますが、一般的には身長は60〜90cm、体重は70kgです。

視力と嗅覚が非常に発達しているオオカミは、昼夜問わず狩をすることができる上、何キロも疲れることなく歩くことができます。

彼らの毛皮はかなり厚く、何層にも分かれています。

外側の層には防水性があり、内側は寒さから体を守る断熱性を持っています。

毛皮の色は生態系により異なります。

正面を見るオオカミ

オオカミの妊娠期間は約2ヶ月で、生まれた赤ちゃんは青い目で暗い色の毛皮を持って生まれます。

生まれてすぐは、目も見えず耳も聞こえないという視覚と聴覚が発達していない状態なので、母親に完全に依存します。

生後3週間までは巣の中で暮らし、2ヶ月が過ぎると巣を後にします。

オオカミは孤独なハンターですが、何も食べずに数日間生きることができます。

オオカミの獲物は自分の体よりも大きな、羊、鹿、ヤギ、トナカイ、ヘラジカなどから、自分より小さな鳥獣やげっ歯類まで様々な動物です。

現存するオオカミの種類は?

現在は、ユーラシア、オセアニア、北アメリカなど世界のいくつかの地域に住んでいますが、その亜種やオオカミの種類の中から最も知られているいくつかをご紹介します。

1.ハイイロオオカミ

毛皮の色にその名前が由来しているハイイロオオカミですが、その毛色は、白色、灰褐色、黄褐色、黒色と生息地によって様々です。

体重は約55kgで、他のオオカミと比較すると頭と鼻が若干小さく、スピードは少し遅いです。

ただし、彼らは最速のオオカミではないものの、その鋭い歯はイヌの平均よりも3倍深く獲物に浸透します。

家族を基本とする「パック」と呼ばれる群れを形成し、遠吠えを始めとする多様な口頭によるコミュニケーションを行います。

また食べ物がある限り、その生息場所に適応することができます。

2.イベリアオオカミ

その名が示すように、ポルトガル北部とスペイン,北西部を含むイベリア半島の北西部に生息するオオカミで、現在は絶滅の危機に瀕しています。

中型サイズのオオカミで、体重は約50kg、身長は70cmです。毛皮は灰色のことが多く、尻尾に濃い色の斑点があります。

頭は硬く、そして大きく、耳は三角です。良質の哺乳類や草食動物を餌として食べる肉食動物です。

3.ホッキョクオオカミ

ホッキョクオオカミとは、その名の通り北極圏周辺に生息するオオカミの亜種で、その毛皮は完全に白く、雪の中で同化することで、獲物から隠れます。

北アメリカに生息するトナカイであるカリブーや牛を食べ、アラスカ、グリーンランド、カナダなどの氷の多い地域に生息しています。

極寒地域で生き残るために、冬の間は皮膚のもっとも外側の層が厚くなります

体温を維持しながら正常に保つために、その耳は小さく、雪や氷の上をうまく歩くために、その足はパッドが敷かれているかのように分厚くなっています。

パックと呼ばれる群れで行動し、非常に縄張り意識が強い動物です。

乾燥地帯の オオカミ

4.アラビアオオカミ

アラビアオオカミは、アラビア半島、特にイラク、ヨルダン、エジプト、イスラエルに生息し、ヤギや羊などを食べます。

オマーンでの狩猟が禁止されて以来、その数は増加していますが、大きなパックを形成することはありません。

体のサイズは比較的小さく、その毛皮は短い灰色です。

彼らは汗腺を持っていないので、体温を調節するために息を荒くしてコントロールします。

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5.アメリカアカオオカミ

アメリカのノースカロライナ州とサウスカロライナ州にかけて生息し、その名前は赤褐色の毛皮に由来します。

口の周りには白いマークがあり、大きな頭と耳が特徴的です。

かなり社交性のある種類で、パック内には階級があります。

繁殖期は2月~3月で、メスは最大で10匹の子を産みますが、残念なことにこの種類は絶滅の危機に瀕しています。

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6.エチオピアオオカミ

最後に、エチオピアオオカミをご紹介します。

エチオピアオオカミはそのサイズや体の構造から、ジャカルと混同されがちなオオカミで、他のオオカミよりもより尖った鼻が特徴的です。

その毛色は、赤、白、または茶色などです。

エチオピアオオカミの生息地は山に近い場所や平地で、アフリカに限られた品種です。

他のオオカミよりも攻撃性や縄張り意識が低く、主に6匹で行動し、げっ歯類を食べます。

本記事でご紹介しなかったオオカミの生息する地域は、ヒマラヤ、インド、イタリア、ルーマニア、ユーラシア、チベット、日本、メキシコ、ニューファンドランド、アラスカなどがあります。