ポットベリーピッグ:ブタをペットとして飼うために

犬と猫以外の家庭に喜びと楽しみを運ぶ愛情深く忠実なペットがこのポットベリーピッグなのです。
ポットベリーピッグ:ブタをペットとして飼うために

最後の更新: 07 5月, 2019

ベトナム原産のポットベリーピッグをペットとして飼うというのは1980年代から何度も話題にのぼりました。

ポットベリーピッグは小型サイズのまま、およそ12〜20年間生きると考えられています。他の豚との違いは、黒い色、そして独自の体型と低身長です。

一般的な豚は300キロを超えることがよくありますが、ポットベリーピッグは、通常40~80kg程度で、身長は40〜50cmだと言われています。

ただし、豚の成長には、衛生状態、食事、そして体調の適切な管理が関わっていることにご注意ください。

豚は犬などのペットと比べて飼い主との時間を多く必要としない、知的な動物です。

本記事では、ポットベリーピッグをペットとして飼うことを要約して、そのお世話に関するいくつかのアドバイスをご紹介します。

ポットベリーピッグをペットとして飼うべき理由

「最も愛されているペット」リストがあるならば、犬と猫は常にその上位にいます。

そして、犬と猫以外の家庭に喜びと楽しみを運ぶ愛情深く忠実なペットがこのポットベリーピッグなのです。

ペットとしてポットベリーピッグを飼うことの利点をいくつかご紹介しましょう。

穏やかで好奇心旺盛な性格

  • 外観がとても愛らしいだけでなく、性格も可愛らしい豚は、エネルギッシュですがほとんどが攻撃的ではありません。
  • 正しい方法でお世話をすれば、成長期の子供にとっても素晴らしい相棒となります。
  • 表現力があり、飼い主との感情的な絆を築きます。
  • スキンシップが大好きです。
  • 人間や他のペットと一緒にすごすことに喜びを感じます。

しつけが簡単

  • 想像するよりもしつけが簡単です。
  • 豚は非常に知的な動物で、学習能力も高いため、犬や猫のように正しい方法でトレーニングを行えば、しつけを行うことができます。
  • 呼ばれたら自分の名前に反応し、犬のように飼い主のそばを歩きます。
  • ペットの豚は、トレーニング次第では簡単な命令に従うこともできます。

きれい好き

  • 豚はとてもきれい好きで、汚れた環境に住むのを好みません。
  • 他の哺乳類と同様に毛皮がありますが、犬や猫と比べて毛の量が非常に少ないのが特徴です。
  • 自分で手入れをします。

ポットベリーピッグをペットとして飼うための基本的なアドバイス

野生の動物を自然な環境から、家庭という人間の住む環境へと適応させるためには十分な準備と注意が必要です。

特に豚の場合は、健康を維持するための様々な条件を満たす必要があります。

ペットとして豚を飼うとき、特にポットベリーピッグを飼うときには、適切な栄養と良い衛生状態、そして定期的な運動が不可欠です。

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1. バランスの取れた健康的な食事

ポットベリーピッグは雑食であり、食べるのが大好きな動物です。

毎日の食事には野菜や果物を豊富に取り入れ(食事の70%)水分補給には新鮮できれいな水を常に用意してください。

ポットベリーピッグには、市販の豚用の飼料を与えてはいけません

一般的な豚用の飼料は、健康維持ではなく豚を太らせるために作られたエサなので、これを食べ続けているとすぐに太る可能性があります。

日本でも、ペットの豚用のエサが販売されているため、市販のエサを与える場合はペット用の製品を与えてください。

どのエサがいいのかわからない場合は、獣医師に相談して自分のペットの豚に合うものを選んでください。

また手作りする場合も、獣医師に相談するのが最も良い方法でしょう。

2. 衛生状態と生活環境

ポットベリーピッグは清潔で臭いはしません。そのため、衛生的な生活環境を提供すれば、ポットベリーピッグを清潔に保つのは簡単です。

2ヶ月に1回入浴させる程度で大丈夫ですが、夏は皮膚や毛皮のケアのためにも入浴させましょう。

ポットベリーピッグは、ベトナムという温暖な気候から来たので、19℃~25℃の間の環境で最も活発になります。

ただし、極端な暑さや寒さに弱いのでポットベリーピッグの生活環境での温度に細心の注意を払ってください。

3. 運動とその他のアドバイス

自然の中のポットベリーピッグは、自由に農地を走り回り、そして自由に交配します。

とてもエネルギッシュな動物であることに加えて、健康的な体重を維持するためには、自由に動くことができる十分なスペースと、定期的な運動が必要です。

ペットとして迎える豚には、必要な栄養、運動、そして清潔な環境を提供することが大切です。

多くのお世話は必要ではありませんが、犬や猫と同じように、定期的に予防接種を受ける必要があります。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。