ロバの特徴・行動・生息地

27 1月, 2021
あなたは知っていましたか?今回は知っているようで知らないロバについて紹介したいと思います。

ロバは世界の多くの地域に存在するウマ目(奇蹄目)ウマ科ウマ属ロバ亜属の動物で、特定の地域では、重い荷物の運搬や乗用に使われることがある動物です。

ロバの存在は多くの人に知られていますが、その特徴や行動、そして生息地などに関して、詳しくご存知ですか?

今回の記事では、非常に知的で、従順なロバについて詳しくご紹介します。

ロバの身体的特徴

前述したように、ロバはウマ科に属しており、その中でも最も小さな種とされています。

ロバの成体は通常90〜140cmの高さに達しますが、特定の品種は高くなることがあります。

たとえば、カタラン・ロバは160cm以上、体重は約250kg程度にまで成長します。

ロバの平均寿命は15~20年ですが、最長の生存期間は40年と記録されています。

ロバの色は、灰色、白、黒、茶色のすべての色調で変化します。

白または黒の単色もいますが、ほとんどのロバは、これらの色のいずれかで構成されています。

ロバの身体的特徴

出典:Matthew Paulson

短い髪と大きな耳が特徴的で、この耳をさまざまな方向に動かすことができる上、それを使って自分自身を冷やすことができます。

動物行動学における特徴

現存しているロバの多くは、アフリカに住む野生のロバの子孫だと考えられています。

約6000年前に、重い荷物を運ぶために使用されて家畜化したと言われています。

ロバは非常に丈夫で強靭なため、砂漠のようなほとんど水のない、暑く厳しい環境でも問題なく生きて行くことができますが、寒い気候が苦手です。

草食動物であるロバは、他の草食動物よりもはるかに多種多様な食べ物、草、干し草、潅木を食べることを好み、その中でも野菜を喜んで食べます。

ただし、同サイズの他の動物に比べると食べる量が少ないのが特徴です。

草食動物であるロバは、自分たちが食べる植物から一定量の水分を得ることができるので、水の少ない地域でも生存することができます。

ロバの行動・性格

ロバな従順で知能の高い動物なので、信頼している人間にはとてもなつく傾向があります。

厳しい土地や天候などでも重い荷物を運ぶなどの仕事に慣れているため、他の動物にとっては不可能な作業条件でも、その厳しさに耐えることができる動物です。

海外では、ロバという単語を使って「愚か者」という意味を表したり相手を屈辱するために使われることがあります。

しかし、前述したように非常に賢いロバは、場所やルートを覚えるなどの素晴らしい記憶力や、複雑な問題を解決する知能があります。

ロバが怒ることはほとんどありませんが、自己防衛のために、後ろ足でかなり強く蹴ることがあります。

ただし、非常に従順で攻撃性のないロバが、怒って人間などを蹴ることはほとんどありません。

また、ロバは頑固な動物としても知られており、相手によって態度を変えることもあります。

つまり、自分が信頼している人間以外には、非常に慎重になり、ロバに命令したりロバの気持ちを変えるのが難しいこともあります。

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ロバの生息地

現在では世界中で生息しているロバですが、最初に家畜化されたのは北アフリカでした。

その後、ロバの素晴らしい性格と強靭な体力から、世界中、特に暖かい気候を持つ地域で家畜化されて現在にいたっています。

南ヨーロッパ、西ヨーロッパ、そしてアジアのほとんどの地域、そしてアフリカと南アメリカなどに主にロバが生息しています。

そのうちの半分が、中国、アフガニスタン、そしてインドだと言われています。

アメリカ大陸では、メキシコとコロンビアで主に飼育されています。

ロバ

現在では、もはや野生のロバは生存しないと考えられています。

実際野生化しているロバは存在しますが、以前家畜として育てられたものが逃げ出したか、放棄されて野生で生きているロバだと考えられています。

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種の保存

ヨーロッパ、特にスペインではロバが絶滅寸前で、スペインにいる4種が絶滅の危機にさらされています。

ロバを飼育する人の中には、長期間家畜として酷使した後に虐待や放棄をするなどのひどい扱いをする人がいるため、捨てられたロバのための保護団体が存在します。

ロバを保護し、適切な治療をし、可能な限り新しい家を見つける助けをするのが保護団体です。

ロバは丈夫で、知的で、他に類を見ない素晴らしい動物です。その強靭さと賢さ、そして従順な性格のため世界中で愛されています。

多くの物語や寓話で使われるのも、ロバが愛されている証拠ですね!