ドライタイプ?ウェットタイプ?ドッグフードの含水量について

ドッグフードの含水量は、ラベルの中で最もしっかり見なければならないポイントの一つです。
ドライタイプ?ウェットタイプ?ドッグフードの含水量について

最後の更新: 05 3月, 2020

食品のラベルを見ると、さまざまな情報を得ることができます。しかし、その情報の意味を理解するのは簡単ではありません。それがわかるようになるための基本的な知識を持っておけるのがベストです。

ドッグフードに関してはどうでしょう?これについても全く同じことが言えます。そして、よく聞かれる質問の一つに、ドッグフードの「含水量」についてが挙げられます。

日本では水分量の記載は義務付けられていますが、海外ではそうでないものもあります。ですが、多くのブランドが一般的に含水量を記載する傾向にあるようです。

ラベルのどの部分を見るべきなのかを知って、 あなたのワンちゃんに合ったドッグフードを選ぶことが大切なのです。食事から必要なものすべてを摂れるようにしたいですものね。

ドッグフードの含水量の意味とは?

ドッグフードにどれくらい水分が含まれているかは、犬の健康にとって大切な要素になります。しかし、含水量が多いあるいは少ないからといって、その質が良かったり悪かったりするわけではありません。むしろ、その犬の健康状態や年齢、必要なカロリー摂取量などによってどんなタイプがいいのかは異なります。

ここでは販売されている様々なドッグフードのカテゴリーを整理してみました。それぞれのタイプのドッグフードに含まれているべき水分量やその利点などに注目してみてください。

  • ドライタイプ:これは含水量が14%以下のものを指します。ドライフードの利点の一つは、保存がしやすく、長い期間とっておけるということです。また、犬の歯をきれいに保つのにも役立ちます。このタイプのドッグフードをメインの食事をしていると、歯垢や歯石がつきにくくなります。
  • セミモイストタイプ:これは含水量が14%~34%のものを指しますが、これは最も使われていないタイプのドッグフードでもあります。しかし、バランスの取れた食事になるので、両方の良いとこどりでもあるんです。ウェットタイプに比べて歯石がつきにくく、犬もとても喜んで食べます。このタイプを食べたがらない犬はあまりいないでしょう。
  • ウェットタイプ:これは含水量が34%以上のもので、スーパーなどで売っている典型的な缶詰のものです。缶を一度開けたら、3日以内に食べてしまわなければなりませんが、このタイプのドッグフードのメリットとしては、ほとんどの犬が喜んで食べてくれることでしょう。また、噛む必要がほとんどないので、飲み込みやすくなっています。
ドッグフード 含水量

どんなタイプを選ぶのがいいの?

一般的にドライフードの含水量が普通10%くらいなのに対し、ウェットタイプのドッグフードは80%にもなることもあります。しかし、これは製造元によって異なります。

いずれにしても、ドッグフードを選ぶ際には質の高いものを選びましょう。ドライフードは厳格な検査と管理を通過しなければなりません。これは犬の健康にたくさんのメリットがあります。

ドッグフードを選ぶ際に気を付けるべきこと

上で触れた3つのタイプのドッグフードは、犬の栄養の専門家によって作られたものです。つまりバランス取れた食事を摂り、強く健康になるために必要な栄養が全て含まれているということです。

しかし、犬にどんなドッグフードを与えるかを決める際に、念頭に置いておくべきことがあります。そのいくつかをご紹介します。

例えば、ドライフードは犬に水分を与えてくれません。ですので犬が水をたくさん飲んでいることを確かめなければならないのです。

それから、一般的にそれぞれの犬種に対応しているドライフードがありますが、その犬のニーズにベストなフードを食べたがらない犬もいます。その場合は、飢え死にしない程度の量しか食べず、栄養失調になってしまうかもしれません。

その他に気を付けるべきことは、犬の歯の健康です。ほとんどの犬は歯石を蓄積する傾向があります。 ウェットタイプのドッグフードをベースにした食事をしている場合、歯石がたまりやすく、それに伴う問題が起こりやすくなります。

ドッグフード 含水量

犬の歯の健康のためにできること

どんなフードを犬にあげるにしても、デンタルスティックを使うのがおすすめです。ウェットタイプを主食にしている場合は特に使用をおすすめします。息が臭くなるのを防ぐことができますよ。

さ犬に与えているフードの含水量についてさらに詳しく疑問や聞きたいことがある場合にはどうしたらいいのでしょうか。その場合は、やはりいつも見てもらっている獣医さんに聞いてみるのが一番でしょう。あなたの犬にベストなのはどんなフードなのかアドバイスをくれるはずです。これはそれぞれの犬の特徴によって変わるものですからね。


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