元気がない?無気力?犬を元気にする方法

眠ってばかりの生活習慣は犬の精神的および身体的健康に悪い影響を与えます。悪さをしたり問題行動を起こすだけでなく、体重が増え、関節や骨の問題を発症する可能性があります。
元気がない?無気力?犬を元気にする方法

最後の更新: 16 3月, 2019

犬は通常エネルギーにあふれ、家庭にたくさんの元気と喜びをもたらしてくれる動物として知られています。しかし動物の中には、より落ち着いておとなしい性格の犬もいます。刺激が不十分だと、いつも動かず寝ている生活を送る可能性があります。少し面倒臭がり屋で怠け者の犬を飼っているのなら刺激を与えることでやる気を起こさせ活発に行動することができるでしょう。今回はそのアドバイスをご紹介します。

怠け者の犬とそのリスク

無気力の犬は、身体的運動をほとんどせずただ座ったり寝たりしています。運動不足は体重が増えるだけでなく、身体的および精神的健康にも影響してきます。

活発でない犬は、肥満や心血管障害、糖尿病、高血圧などさまざまな病気を起こしやすくなります。

これら健康上のリスク以外にも、太りすぎると骨や関節のトラブルを起こしたり、既存の健康状態が悪化する可能性があります。ダラダラした生活を送っているのであれば、何か刺激を与えることが犬の健康にとって必要不可欠です。

無気力な犬

無気力な犬とは?

犬が活動的でなく無気力で怠けているかどうかは、健康状態と関わりがあります。まず初めに、動くことが少ない犬は体重が急速に増える傾向があります。次に、犬の行動変化にも気づくでしょう。定期的に運動していないため、ストレスが溜まりそれを発散しようと破壊的または攻撃的になったり、鬱を発症するなどネガティブな方法でエネルギーを発散することがあります。

人と同様、すべての犬はストレスや不安に対してそれぞれ異なった対処方法をとります。飼い主がいない時に家具や家に置いてあるものを破壊する犬もいれば、ただ単に長い間眠り、おもちゃに全く興味を示さない犬もいます。

深刻になると、無気力な犬は、他の動物や見知らぬの人間に対して攻撃的になることがあります。そうした場合は、自分自身で、もしくはトレーナーの助けを借りてできるだけ早く問題を改善してください。

愛犬が毎日ダラダラ過ごしていて、上記でご紹介した症状のいずれかが出ているのであれば、まず獣医に連れて行ってください。病気もしくは怪我が怠けている原因ではないことを確認しましょう。また、犬の行動をよく理解するために、動物行動学者からアドバイスをもらうのもよいアイディアでしょう。

寝ている犬

愛犬に刺激を与える

犬の好奇心を目覚めさせ、定期的に運動するように動機づけ、健康的な習慣を身に付ける事はとても大事です。日常生活で犬のエネルギーを高めるためのアドバイスを以下でご紹介します。

体と心を刺激するおもちゃを与える

忙しい現代社会の中で、日中一人で過ごす犬は増えてきています。おもちゃやインタラクティブなゲームがない場合、眠りにつくかストレスをネガティブに発散するようになるでしょう。無気力になるだけでなく、望まない行動を見せる可能性もあります。

解決方法として、「コング」等の知育玩具を使うことができます。これは、知性を高め、分離不安を発生するのを防ぐのに役立ちます。

「コング」は中にドライフードやウェットフード、おやつなどを入れることができる知育玩具です。犬は自分で考えて食べ物をおもちゃの中から取り出さなければなりません。

定期的に散歩に行く

たくさんおもちゃを買うのも良いですが、散歩は認知機能、感覚を刺激し、他の犬と社交したり、体を動かすのに非常に効果的です。

一般的に、1日3回散歩へ連れて行ってエネルギーを発散させることで、気分の良い毎日を送ることができるでしょう。犬が必要とする運動量は犬種、年齢、健康状態、そして性格によっても異なるので、愛犬にふさわしいエクササイズプランを考えてください。

愛犬のやる気を出すために小旅行へ連れて行くのも良いでしょう。ビーチやプール、田園地帯に連れて行ったりドックパークへ行っても良いでしょう。日々のルーティーンから離れ、環境を変えることが大事です。そうすることで退屈を防ぎ好奇心を呼び起こすことができるでしょう。

犬と一緒に時間を過ごす

世界中のおもちゃを与えたとしても、あなたと一緒に過ごす時間には勝ることはできません。犬は非常に敏感な生き物であり、幸せで活発で健康であるためには愛情が必要です。自分が必要とされてない、望まれていないと感じた犬は悲しく鬱になり無気力になるかもしれません。

バランスのとれた食事

どの犬もアクティブに行動し、幸せを感じ、健康を維持するためには、完全なバランスのとれた食事を必要とします。食べ物を選択し食事を変更する場合は、獣医から必ずアドバイスを受けるようにしましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。