【気になる泌尿器の病気】犬の尿路感染症を防ぐ3つの方法

22 9月, 2020
犬の尿路感染症の原因には陰部の汚れ、汚染された食べ物や水の摂取、膀胱の弱さなどがあります。

犬の尿路感染症は単純な排尿障害から始まり、後に深刻な腎臓の痛みに発展することがあります。シニア犬に多く見られるため症状には気を付けてあげることが重要です。

尿路感染症の原因や治療法を知っておくことは予防につながります。尿路感染症(膀胱炎)は、尿道から膀胱までの下部管、または腎臓と尿道の間の上部管で発症する傾向があり、生殖系や内分泌系に問題がある場合も、尿路に問題を引き起こすことがあります。メス犬は殆どの場合、根本的な原因は外部からの細菌に関係しているのです。

 

尿路感染症の原因

尿路感染症が細菌によって引き起こされている場合、汚染された食べ物や水を摂取したことが考えられます。また、衛生状態が悪いと陰部に細菌が溜まり、尿路感染の原因になることも。

特にシニア犬の場合は尿路感染症になりやすい傾向にあり、膀胱は年を重ねるごとに弱くなり、細菌が侵入しやすくなります。

高齢になると活動量が低下するため水を飲む量も減少傾向に。このことが尿路感染症を引き起こしやすくすることを忘れないようにしましょう。他にも、膀胱結石や膀胱が腫れるなどが起きることもあります。

犬の尿路感染症2

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また、がんや前立腺の病気、下腹部への物理的な衝撃(外傷など)も尿路感染症を発症する可能性を高めます。

これらの原因の中でもストレス管理は重要です。腎臓結石の場合、早期治療が大切で、治療が遅れると結石が尿路を塞いでしまう可能性があり、痛みも伴う重篤な状況に陥ってしまうことがあります。

尿路感染症の症状

愛犬を気を付けて見ていると、排尿時に痛みや不快感があることに気が付くはずです。また、排尿までに時間がかかっていたり、うなり声をあげていたりする場合は要注意です。

尿路感染症になると尿は数滴程度でほとんど出ません。また、濁った尿や血が混じることもあります。このような場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

尿路感染症の有無を確認するのには尿検査が一番の方法です。感染が下部尿路に限局しているのか、腎臓にまで及んでいるのかを見極めるには、血液が尿に混じっているかを確認する必要があります。

  • 排尿開始時に血液が混じっている場合、尿道や膀胱の感染が疑われます。
  • 排尿が終わるまで血液が認められる場合は、膀胱や前立腺など感染症がかなり上部にまで達していることを示しています。血液凝固系の問題が疑われます。
  • 排尿終了時に血液が出る場合は、ポリープや膀胱結石のサインである可能性があります。
犬の尿路感染症3

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膀胱炎の典型的な兆候としては、尿意を自ら制御できなくなることが挙げられます。犬の泌尿器感染症は、体が細菌に反応している間は発熱を引き起こすことがあ、体重減少、通常より多い飲水、健康状態の悪化なども見られるでしょう。

臨床検査

適切な治療には、迅速で適切な診断が必要です。最も一般的な検査は、尿試験紙検査や尿沈渣検査といった簡単に行えるものです。

また、以前に関連する合併症や既往歴がある場合には、デジタルラジオグラフィーや超音波検査からも有益な情報を得ることができます。超音波検査では腫れや腫瘍の有無や大きさに関することが分かります。

治療

最も一般的で効果的な治療法は抗生物質です。腎臓結石の場合、結石を溶かす治療法と予防策が用いられることが多いですが、手術が必要な場合になることもあります。

尿路感染症の予防

尿路感染症だけでなく、あらゆる種類の感染症を予防するためには、3つの基本的な方法があります。

  1. 正しい食生活。小麦粉を含む食品、お菓子、低品質のジャンクフードなどは避け、年齢に応じた食品を選びましょう。
  2. 餌や水は清潔なボウルで与える。水は毎日交換し、夏場は1日2~3回、新鮮な水に変えます
  3. トイレを我慢させない。一日中家の中に閉じこもっていると感染症の原因となることもあります。トイレを頻繁にさせてあげてください。