犬がうつ病になった時の症状を見極められるように

ペットがうつ病になったらどう対処するべきなのかわからない人も多いでしょう。この記事ではその質問の答えをご紹介します。
犬がうつ病になった時の症状を見極められるように

最後の更新: 14 3月, 2019

犬がうつ病になってしまう理由はいくつかありますが、原因が何であっても、飼い主は愛犬の行動を観察して、犬の楽しい姿がまた見れるよう、原因を突き止めなくてはいけません。

信じる人は少ないかもしれませんが、動物も鬱になることがあり、犬もうつ病になることがあるということが証明されています。けれど、なぜ起こるのか、犬の鬱の症状とはどんなものなのか、そしてペットがうつ病になったらどう対処するべきなのかわからない人も多いでしょう。この記事ではその質問の答えをご紹介します。

なぜ犬はうつ病になるの?

犬のうつ病の症状は様々で、以下の原因が考えられます。

飼育放棄

もし愛犬がだいぶ育ってから引き取られたのであれば、昔虐待を受けていたか、捨てられた可能性があります。いつも悲しそうに見えても、根気よく接していればあなたに心を開くでしょう。

檻に入れられた犬

ひとりの時間が長すぎる

もし飼い主が一日の多くの時間を働いて過ごしていたり、家の外で過ごしている場合、愛犬は鬱になってしまうことがあります。けれどひとりでいることが他の犬種より得意な犬もいます。

ひとりぼっちの犬

犬を飼う時は、選んだ犬種の犬があなたとあなたの生活にちゃんと適応できるか確認しましょう。そうしないと、犬を助けるより害を与えてしまうかもしれません。

家族の死

もし家族や飼っていた他のペットが亡くなった場合、飼い犬は鬱になってしまうことがあります。けれど、覚えておかなければいけないのは、悲しみと鬱は別物だということです。数日間犬が悲しくなって、ご飯を食べなかったり外にでたがらなかったりしてしまうことは普通ですが、これが長く続いたり、ほかにも症状が出てくるようであれば、鬱を治す方法を考えなければなりません。

 

病気の犬

犬にみられるうつ病の症状

愛犬がうつ病なのかどうか調べる時、行動ですぐわかるいくつかのサインがあります。以下でいくつかご紹介します。

がっかりしている

家にいる時でも、一日を通して犬は遊んだり、家の中を歩き回ったり、色々な物の匂いを嗅いだり、たくさんのことをするでしょう。犬はよく寝る生き物ですが、それと同時にたくさん活動もします。

がっかりしている犬

けれど、犬がこれらのことをしなくなり、一日中寝ていたり、ため息をついてまた横になったりするようになったら、何かがおかしいというサインです。もし犬がこういった行動を取っているのであれば、犬の生活の中で何か変化したことがあるか調べ、なぜ鬱になっているのか原因を探りましょう。

食欲の低下

食欲の低下は鬱も含め、多くの病気の初期症状です。ペットが食べるご飯の量に注意し、減ったかどうか確認してみましょう。もし減っているのであれば、鬱の可能性があります。

食欲の低下

外に出たがらない

犬に「おさんぽ?」と一声かければすぐに喜ぶでしょう。もし愛犬が喜ばなくなったら?または、まったく外に出たがらないようになってませんか?これは鬱の最もわかりやすい症状とも言えるでしょう。

痛がっている犬

よく寝る

普段より寝てることが多くなるのも、犬の鬱の症状の一つです。他の記事でもご紹介したように、犬に必要な睡眠時間は年齢などによって変わります。

寝ている犬

もし犬がいつもより寝るようであれば、それは犬が何も楽しめることがなく、時間をつぶそうとしているという証拠かもしれません。

物を壊す

もしも愛犬が普段は落ち着いているのに、急に何かを壊すようになったり、家具を噛んだり、ソファを引っ掻いたり、家の中でトイレをしてしまったり、今までなかったような行動を取る場合、鬱が原因かもしれません。

家具を壊す犬 犬 うつ病 原因

鬱になってしまった犬を助ける方法

先程もご紹介したように、悲しくなることと鬱になることはまったくの別物です。もしもこれらの症状が続くようであれば、すぐに獣医に診てもらいましょう。もし愛犬が鬱と診断されたら、獣医に処方してもらった治療法の他にも、以下の方法で愛犬を助けることができます。

  • することを与える
  • 一緒に遊ぶ
  • 他の犬と遊ばせる
  • あまり長い時間ひとりにさせない
  • 寂しくならないよう、新しいペットを飼うことも視野に入れてみる
  • 対話式のおもちゃを買う

犬のうつ病の症状を見極めるのはあまり難しくはありません。観察力と、少しの努力でわかります。もし犬が鬱になってしまっても、落ち着いてください。解決法はあります。

もしご紹介した方法が効かない場合、犬の鬱の原因は何か科学的なものかもしれません。その場合は、獣医に処方された薬での治療が必要です。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。