犬のいびきに隠されたワケとは?
愛犬がいびきをかくワケ
犬のいびきの原因は多岐に渡りますが、他と比べていびきをかきやすい犬がいるのも事実です。例えば平たい鼻の犬は、その体の構造や独特な鼻の機構が原因でいびきをかきやすいと言われています。
短い鼻の犬がいびきをしている時
短い鼻の犬は通常より鼻の中も小さい傾向にあります。すると、肺に空気を送る道のりが狭い為、鼻道の空気の通りも鈍くなります。これによっていびきのような音が発生し、口呼吸を余儀なくされる時さえあります。
この音はまるでいびきのようですが、口呼吸をしてない状態だと寝ている時だけでなく、起きている時も常時このような音が発生します。
短い鼻じゃないのにいびきをしている時
犬は嗅覚を用いて日々生活している為、何かを嗅いだ際に何百万もの微粒子が鼻に入り込み、鼻道を遮る可能性は大いにあります。
こういう時は鼻道を掃除できる獣医師に相談するのが一番でしょう。
病気やその他の理由によるいびき
他にも体内異常が起因して、いびきをしている可能性もあります。例えば鼻内における過度な粘液の増加は、肺に到るまでの気道を塞ぐ、もしくは狭める為、いびきを生み出します。
一方、いびきは呼吸器官の感染症や鼻腫瘍等、もっと重大な病気のサインである可能性もあります。
愛犬がいびきをしていたら?
犬が息をしづらい体勢で寝ている事はよくあります。もし普段いびきをしない愛犬がいびきをしていたら、起こさないようにそっと体勢を変えてみてください。それでもいびきが続く場合は、他の手段を講じねばなりません。
最初にも言いましたが、犬は本来いびきをかきません。平たい鼻の犬は生まれつき「いびき音」を出しがちですが、それは治しようがありません。しかし、そうでない犬がいびきをしている場合は、何か解決されるべき問題が起こっているという事です。
では一体どうしたらいいのでしょうか?簡単です。獣医師に相談しましょう。 彼らはいびきの原因を突き止め、同時に解決策を探してくれる唯一の人たちです。
犬がいびきをかいているのは面白い光景かもしれませんが、それは通常の状態ではないという事を心に留めておかねばなりません。なので決して軽く捉えたりせず、早期の治療を行いましょう。
犬の体も人間のように上手く出来ています。もし何か今までに無い変な行動を見つけた時には、それは正常に働くべき何かが正常に働いていないサインかもしれません。予防は治療に勝るという諺にあるように、そういう時は直ちにプロの手に委ねましょう。
この記事が、愛犬のいびきを心配する飼い主さんにとって役立てば幸いです。ワンちゃんたちは今日も良い夢を見てね!
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