痛みを感じている愛犬があなたに送るサインとは?

犬は私たちに助けを求める時、彼ら独自の方法でサインを送ります。ですので、彼らのコミュニケーション方法を学ぶのは必要不可欠です。
痛みを感じている愛犬があなたに送るサインとは?

最後の更新: 06 5月, 2018

犬は一風変わった方法で苦痛を訴え、それは人間の方法とは全く別物ですしかし、私たちは犬の言葉が分からない為、そう思わざるを得ません。

今日は犬が苦痛を訴える際に行う表現方法を紹介します。いくつかは明らかですが、中には非常に理解しにくいものもあります。。というのも、遺伝によって怪我や病気などの弱みを見せないようにする動物も存在するからです。愛犬の安全と幸せのために細かな所まで注意して見るのは、飼い主としてとても重要な事なのです。

犬が苦痛を訴えているサインを学ぼう

犬が苦痛を訴える方法はいくつかあります:

悲しそうに見上げる犬
写真: LuAnn Snawder Photography
  • いつもよりよく鳴いている:鼻を鳴らす、遠吠えする、唸る、吠える等。
  • 体の特定の部分を絶えず舐めている:見える所に傷がなくても、体の内側の痛みを和らげようとしているサインかもしれない。
  • 習性が変わり始める:よく寝るようになったり、食欲が無くなったり、いつもより多くの水を飲むようになる等。
  • 呼吸が不自然に変わる:例えば、体を動かしていないのに息を切らしている等。
  • 排便や排尿時の体勢が変わり始める。
  • 座ったり横になる事が難しくなり、心地いい体勢を見つけられないままでいる。
  • 異常な動きをしている:ぐらつき、こわばり、足で体を支えられない、足を引きずっている等。

このようなサインに加えて、瞳孔が開くなどの行動もあります。(但し、これは目に痛みを感じていない際の異常です。目に痛みを感じていると逆に目は細くなり瞳孔も閉じます。)

犬は人の言葉を話せないかもしませんが、犬は犬の方法で感情を表現します。だから彼らを注意深く観察し、あらゆるサインを汲み取ってあげる事が極めて重要となります。今回は犬がどのように苦痛を表現するかを紹介します。

愛犬が痛みを感じているサイン

他にも以下のような行動で犬は苦痛を伝えようとします:

  • あなたから隠れたり、逃げたりする。もしくは逆に、一向に離れようとしない。
  • 攻撃的になり、誰彼構わず近寄るものに噛み付こうとする。
  • 撫でられるのを嫌がる。
  • 落ち込んでいる様に見える。
  • 元気が無く、散歩にも行きたがらない。
  • 飼い主やその家族に懐かない、もしくは名前を呼ばれても無視する。

愛犬の体調不良を判断する方法

外傷が無いにも関わらず、愛犬の行動に変化が見られた時に、本当に痛みを訴えているのかを確認する方法があります。体のあらゆる所を、気をつけながらしっかりと触り、どこに痛みがあるのかを探るという方法です。

もし彼らが近頃攻撃的になっている場合は気をつける必要があります。特に、痛みのある部分を触られる事であなたを噛む恐れがあるのです。

どちらにしても大切なことは、もし動物が何かの事態に陥っており、それが何かは分からなくとも行動に変化が見られる場合は、すぐに動物病院に連れていきましょう。

犬に痛みをもたらすものとは?

犬に苦痛を与えるあらゆるものの中で特筆されるべきものは以下のようなものがあります:

  • 関節における病気
  • 歯に問題がある
  • あらゆる類の癌
  • 手術後の影響
愛犬と飼い主

ですので、すぐに動物病院に連れていく事が肝心です。早期に苦痛の種を発見できればできるほど、より早く回復に向かいます。少なくとも彼らの苦痛は軽減されて、より良い日々を送る事ができるようになるでしょう。

痛みを和らげてあげたいが為に自分だけで治療したり、ましてや人間用の薬を使用するなどは決して行わない様にしましょう。必要であれば、専門家が適切な治療や投薬方法を教えてくれます。


責任感のある注意深い飼い主になりましょう

仮にあなたの愛犬が苦痛を表に出さないタイプでも、注意深く見ると、遅かれ早かれ何かがおかしいことに気づくはずです。

ペットの健康に気を使うのは、飼い主としての最大の責任です。躊躇せずに今すぐに愛犬の苦痛を和らげる最善策を探してあげましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。