夏場に愛犬の毛を切るのは正しいこと?

08 9月, 2018

もう夏も終わろうとしていますが、夏場のドッグサロンは散髪待ちのワンちゃんで一杯になってきます。でも、そもそも夏場に愛犬の毛を切るのは正しいのでしょうか?今日は皆さんも一度は自問自答したであろうこの疑問に、お答えしていきましょう。

夏になったら愛犬の毛を切った方がいいの?

ペットがワンちゃんであろうと猫ちゃんであろうと、夏が来るたびに「毛を刈ってあげた方が良いのかな?」と悩むそこのあなた。確かに毛が長いとワンちゃんは余計に暑がってしまうように思えますが、ちょっと待ってください。ワンちゃんの毛皮は冬には暖かいブランケットとして、そして夏にはなんと体を冷やすのにも一役買っているのです。

実際に、獣医師さんのほとんどが夏にワンちゃんの毛を刈るのはオススメしません。例えば、「アメリカ動物虐待防止協会(American Society for the Prevention of Animal Cruelty)」は以下の様な見解を持っています。

「確かに人間は夏の暑い時期に、毛皮のコートを身にまとって歩いたりは到底できません。でも、猫や犬の場合は逆に毛皮が体を熱から守ったり、心理的に安心感を与える役割を果たしてくれているのです。

散髪してもらってる犬

なんと、毛皮は断熱材として熱から体を守ってくれるというのです。ということは、意外にも犬や猫は毛皮があった方が涼しく暮らせるということになり、逆に毛皮がなくなってしまったら、熱から自分を守る術がなくなってしまうということです。

ですので、ペットの毛皮を切るならば年に2回ほどに留めておくのが良いでしょう。これでも絡まった毛や古い毛を取り除いたり、風通しを良くするのには十分です。そして切る時期は専門家いわく、ペットの負担を最小限に抑える為に気候が比較的滑らかな春や秋に行うのが良いそうです。

夏にペットたちの力になってあげる為には?

さて、ここまで読んで「夏に毛を刈るのは止めよう」と思ってくださった方にもまだ一つの疑問が残っていると思います。つまり「じゃあ夏の暑さから守るために、何をしてあげたら良いのだろう?」という事です。もしかしたら毛皮の件を抜きにしても、動物たちも人間と同じ様に暑さに参っているかもしれませんしね。

バリカンで毛を刈っている

ということで、ここでペットを熱から守る為のちょっとしたアドバイスをご紹介しておきます。

  • 家を涼しく保つ。窓をあけたりエアコンや扇風機をつけたりすると良いでしょう。ただ強い風が苦手な動物たちもいるので、扇風機はいわば最後の手段です。でももし他に手段がないのであれば、それもやむ負えません。
  • 冷たい水をあげる。蛇口の水やお皿にためていた水がぬるくなってたら、冷たい水に入れ替えてあげましょう。これは体を冷却するだけではなく、水が傷まないよう新鮮に保つ意味でも大切です。
  • ペットの寝床。合成物質を材料として作られたベッドなどは熱を逃しにくい性質があります。そういった場合は、古いシーツでベッドを包んであげたり、もしくは全く新しい寝床を買ってあげましょう。また寝床をおく場所も、快適かつリラックスできる場所を選んであげましょう。
  • 絡まった毛。上で述べた様に、ペットの毛皮は断熱材の役割を果たしていますが、ブラッシングを怠ると毛が絡まってしまい、断熱材としての機能が損なわれてしまいかねません。もし仮にそうなってしまったなら、たとえ夏であっても毛を刈ってあげた方が良いでしょう。

兎にも角にも「暑そうだから」といって夏にペットの毛を刈るのは逆効果だ、ということが分かりました。そして本当にペットを暑さから守るためには、日頃からの手厚いお世話が必要不可欠だということを忘れないでください。