犬用ハーネスの迷信と真実:何が本当なのか見てみよう
犬用ハーネスは、犬の散歩には最適なオプションになりつつあります。しかし、ハーネスに関しての迷信や誤った情報は未だ多く存在していています。本記事ではそれらについて分析し、それが誤りであることを説明していきます。
多くのペット用品と同じように、市場には様々な種類のハーネスがあります。個人的な好みや価格は購入時に最も影響を与える要因であり、特定のメーカーやデザインを購入する決め手になります。それにもかかわらず、多くの人は犬用ハーネスを取り巻く迷信のために購入を躊躇してしまっているのです。
1.迷信:犬がもっと引っ張るようになる
犬用ハーネスを批判する人は、通常このことから話し始めます。このような批判をする人は、ソリ犬が特定のハーネスを着けているという事実からそういう主張をしているのです。しかし、犬の引っ張るという行動は犬が身に付けているものと関係は何もありません。犬にとってハーネスをして走る、あるいは後ろに何かを引っ張るということは本能ではありません。
実際、そのようなスキルを身に付けさせるにはソリ犬や射撃競技に参加する犬は訓練を行う必要があるのです。 何かを引っ張る力をつけること、犬に囲まれながら真っすぐ走ることは犬の本能にはありません。
ハーネスを着用したからといってこの行動が直るわけではありません。つまり、首輪をしていて引っ張る犬は、ハーネスをしても引っ張るということです。魔法のような解決策はありません。リードを引っ張らないようにしたいのであれば、そのように教えなくてはいけないのです。
2.迷信:ハーネスは痛くない
首輪は不快感があり犬の首を痛めるため、首輪の代わりにハーネスを使うことは良いとされています。しかし、中には犬に害を及ぼすハーネスも存在します。犬の体重や骨格に合わないハーネスもあるため、きちんと装着できていないとあらゆる害が起きてしまうかもしれません。
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フロントレンジハーネス、あるいは「引っ張り防止ハーネス」は拘縮や脱臼などの怪我を引き起こす可能性があります。これは、犬にとって全てのタイプのハーネスが安全ではないという素晴らしい例です。
マズルタイプのハーネスは絶対に使用しないでください。このようなハーネスは、犬の頭や鼻にナイロン製のストラップが当たり、顎の下で固定されます。実際には、このタイプのハーネスは、初めて着けたときから深刻なダメージと痛みを与えるため、全くおすすめできません。
3.迷信:ハーネスは犬がすり抜けやすい
多くの飼い主は、ハーネスは首輪よりも外れやすいのではないかと思っているため、ハーネスを使うことを躊躇してしまいます。このような人々は、マーチンゲールカラーやチョークカラーのように、首を絞めて犬がすり抜けてしまうのを防いでくれる動くパーツがある首輪を選びます。
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正にこのような状況のために作られた特別なすり抜け防止ハーネスもあります。このタイプのハーネスは、「3点ハーネス」とも呼ばれています。犬の体で一番細い腹部をぐるっと包むストラップが1本多くあります。こうすることで、犬がどんなに動き回ってハーネスを外そうとしても腹部から外れないため、すり抜けてしまうことができません。
4.迷信:ハーネスは高価
首輪、ベッド、餌のボウルのように、市場にはあらゆる価格があります。もちろん非常に高価なハーネスもありますが、実際には幅の広い価格帯から選べることができます。
どんな予算にもぴったりのハーネスがあります。トップブランドのものやおしゃれなデザインのものは通常高価であるため、購入する必要はありません。ハーネスの値段を購入しない言い訳にしてはいけません。
5.迷信:ハーネスの装着は難しい
確かに装着が難しいハーネスもありますが、それはハーネスのデザインと装着時の犬の協力次第です。このことに関しては選択肢があります。犬の協力をより必要とするハーネスもありますが、何の協力がなくても単純に犬に付けられるものもあります。
例えばY字型のハーネスは、留める前に足を入れなくてはいけないので犬の協力を必要とします。しかし、ノルウェーハーネスのような他のデザインでは、頭をひもの間に通すだけで、他は何もしなくていいのです。
犬用ハーネスは犬との静かで安全な散歩をする際にベストチョイスです。装着も簡単で、あらゆるデザインや価格帯から選べることができます。愛犬が嫌がらないハーネスを選ぶと、愛犬もあなたも得をします。購入するハーネスを決める前には、あらゆるデザイン、色、サイズのハーネスを試着してみましょう。愛犬もきっと喜びます。
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