苦しんでる動物に気づき、自分のことは考え…
クロヒョウの特徴が知りたい!人間は襲わないってホント?
クロヒョウは体の大きな動物ですが、見つからないように行動できる能力を持っています。最終的に攻撃に移るまで何時間も獲物の跡をつけることもあるのです。

クロヒョウというのはミステリアスで美しい動物です。しかし、興味をそそられると同時に恐怖も感じさせますよね。今回はこの素晴らしい動物について詳しくご紹介していきたいと思います。
クロヒョウという動物
逃げ足が速い
ヒョウは怖い動物だと思う方もいるかもしれませんが、彼ら自身もとても怖がりな動物です。ですので、脅威を感じたり他の捕食者に狙われていると感じると、木の上に隠れてしまいます。この動物は木のぼりがとても得意なのです。
アゴの力
他の獰猛なネコ科の動物と比べても、クロヒョウに勝るものはいません。専門家によれば、獲物の骨や脳までも貫通して噛む力があるそうです。すごいですね!
子どもを守る意思
母親は子どもの為ならなんでもできるとよく言いますね。これはクロヒョウについても同じです。すぐに怖気づいて脅威から逃げるクロヒョウですが、脅威が子どもに及んでいる場合には、母ヒョウは爪を出して敵が逃げるか死ぬかするまで闘います。
慎重さ
彼らはとても大きいですが、獲物に見つからないように静かに跡をつける能力には目を見張るものがあります。獲物に全く気付かれることなく、数時間かけて近づいていくこともあります。獲物が気づいたときには時すでに遅し!なのです。
食事の仕方
オオカミの場合、次にいつ食べ物にありつけるかわからないため常に食事をしています。しかし、クロヒョウの場合この点についてはとても異なります。動物を狩ると、必要だと思う分だけ食べて、残りは埋めておくのです。そしてまたあとで戻ってきて必要なだけ食べます。
食後に体をなめてきれいにする
獲物を埋めると、何時間もかけて自分自身をなめてにおいを消します。においがそれほど強くなくてもこれを行うのです。この行為をするのは、他の動物がにおいをたどって獲物の埋まっている場所を見つけて盗むのを防ぐためです。そうやって必ず次の食事に困らないようにしているのです。
早い段階で自立する
クロヒョウは、生まれてから1歳になるまでを母親と過ごします。1歳になると、完全に自立したと見なされるのです。子どもは母親に別れを告げ、自分だけの縄張りを探し始めます。
ネコ科の中でも最大級
クロヒョウはアメリカで最も大きなネコ科の動物です。ライオンやトラに次いで、世界でも3番目の大きさを誇っています。体長は1.5メートル、体の幅は65センチ、体重は90キロにもなります。
夜を好む
クロヒョウは夜行性の動物なので、すべての活動、狩り、食事などは夜に行われます。彼らの毛の色も、獲物や敵に気づかれにくくするのに役立っています。
日中は木の上に隠れて夜を待ちます。木登りが非常に得意で、木の枝の上に隠れて快適に過ごすことができるのです。
人間は襲わない
クロヒョウは危険な動物だと思っている文化圏の人もいますが、実はそうではありません。クロヒョウは自分の身に危険が及んでいると感じたときのみ攻撃をするので、干渉しなければ襲ってくることはありません。
現在、密猟のせいで彼らは人間のことをとても恐れています。ですので、どんな動物でも同じですが、攻撃となるような行動からは自分を守ろうとするでしょう。
順応性が高い
彼らは熱帯のジャングルに住んでいますが、順応性もとても高い動物です。葉の生い茂る森から砂漠まで、さまざまな気候の場所に住むことができるのです。
この美しくて素晴らしい動物について見てみていかがでしたか?ご紹介した面白い事実がこの表に対する見方を変えたのではないでしょうか。