自然界で起こる「ドワーフィズム」の原因について

14 12月, 2019
動物の生存能力はその大きさに直接関係していますが、小さく進化した種類も数多く存在します。
 

ドワーフィズムってご存知ですか?これは人間に置き換えると「小人症」と呼ばれます。

現在では、人間の小人症の原因は数多く解明されています。また自然界でも、動物にこのドワーフィズムが起こることがあり、それにはいくつかの理由があります。

ドワーフィズムと生存

気候や生活環境、そして競合種の存在はすべて、動物のサイズと特徴を決定する要因です。

「より大きな種がより寒い地域に生息し、より小さな種がより暖かい地域に生息する」という現象は、生態学においては、ベルグマンの規則(法則)と呼ばれます。

特に、気温が極端に上昇した後種のサイズが減少した新生代の時代に起こった解剖学的変化においては、ベルグマンの規則の変化を見ることができます。

一部の種では、元の体長よりも最大で20%小さくなりました。

自然界のドワーフィズムの原因

ドワーフィズムの原因は、ホルモンおよび遺伝要因だと考えられ、軟骨無形成症は常染色体優性遺伝障害によって引き起こされるため、子供に遺伝する可能性が高いといわれています。

ドワーフィズム 動物 2匹の猿

「島のドワーフィズム」とは、サイズが小さくなることが生態系の資源損失と関連している場合です。例えば、砂漠などでエサが不足している場所や孤立した場所では、動物のサイズの小ささが有利になる場合があります。

 

草食動物の場合は、この進化のメカニズムにより競争相手が少なくなり、食物の消費が少なくなります。ただし、捕食者自身もサイズを小さくして、獲物をより簡単に捕まえるケースがあります。

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ペットのドワーフィズム

パグ、チワワ、ヨークシャーテリアなどは、都市生活に適応できるように人為的に小さなタイプをブリードすることがあります。

ミニブタ ドワーフィズム 動物

また、ヤギとブタも「小さい」タイプがペットとして人気であり、ミニチュアサイズとして小さいものが販売されています。

しかしこれは、非論理的な繁殖の結果であり、遺伝子操作や近親交配、そして母親となる動物の栄養失調などの問題も指摘されています。