犬にご褒美をあげよう!そのコツとお役立ち情報

ご褒美を与える際、特に何かを教えているときには、健康によく、その犬にとって価値のあるものをあげることが大事です。
犬にご褒美をあげよう!そのコツとお役立ち情報

最後の更新: 16 2月, 2019

愛情深い動物である犬は、ただ飼い主を笑顔にさせたかったり、飼い主に認めてもらいたかったりといった動機で尽くしてくれます。ですので、ご褒美をあげたい時もありますよね。しかし、犬へのご褒美には、どんなものが使えるのでしょうか

また、ご褒美のおやつはどんなものなら犬の健康に良いのでしょうか?今日は、そんな疑問に答えていきたいと思います。

 

どんなときにご褒美を与えるのか

ご褒美は様々な機会で使えます。通常は犬に「おすわり」や「お手」など何かを教えるときだけにご褒美を使いますよね。犬がそれらを覚えると、私たちはご褒美をあげるのをやめてしまいます。でも何かを教えるとき以外にもご褒美を使うのは効果的なんですよ。例をいくつかご紹介しましょう。

ご褒美を食べようとする犬
  • してほしいことを、あなたが命令する前にするようになります。たとえばあなたはいつも、ソファにいる犬に命令してどいてもらってから自分が座っているかもしれません。でもご褒美を活用すれば、あなたがソファに近づくだけで、命令しなくても犬はどくようになります
  • 犬が良いふるまいをとるようになります。たとえばテーブルのそばにいるのに、食べ物を食べようとせずに、ただ眺めているだけというようなときですね。
  • 何か新しいことを教えている際にも効果的です。たとえば「ふせ」を教えているとき、犬が完全にふせをしていなくても、しゃがもうとした時点でご褒美を与えると良いでしょう。
  • 公園にいる際、呼ばなくても犬があなたのところに来たときにも与えてあげましょう。犬が自分のしていることをやめてあなたのところに来たときは、いつでもご褒美を与えるべきです。たとえ呼んでいなかったとしても、あなたのところに来たということはあなたのことを気にかけているというサインですので、ご褒美をあげましょう
  • いつも良い子にしていたら定期的にご褒美をあげましょう。犬がいつも良い子にしていて、愛情深く、あなたに忠実でいてくれることを感謝したいとき、ご褒美をあげるのもいいですね。

ご褒美をあげるタイミング

あなたがしてほしいことをしたときにだけご褒美をあげるよう気をつけないといけません。たとえば、他の犬に吠えたあとや、ゴミをあさったあとにご褒美をあげるのはよくありません。犬にどんなふるまいをしてほしいかはっきりさせて、それに集中することが大事です

また、ご褒美をあげるタイミングはご褒美の内容よりも大切です。正しいタイミングでご褒美をあげることで、犬を混乱させることなく、「自分は今いいことをしたんだ」ということを理解させることができます。それができてはじめて、犬はその行動を繰り返すことが可能になるのです。

犬がなにか良いことをしたとき、あなたはすぐにご褒美をあげないといけません。数秒でも遅れてしまうと、犬にとって自分の行動とご褒美を結びつけて考えるのが難しくなってしまいます。

犬へのご褒美に使うべきではないもの

ご褒美を与える際、特に何かを教えているときには健康によく、その犬にとって価値のあるものをあげることが大事です。

子犬におすわりやふせ、お手を教えるときは、数日かけてこれらのしつけを教えますよね。なので、いくつかの種類のご褒美を用意することになります。数日間たくさんご褒美をあげることになるので、健康に悪いおやつは避けるべきです。数あるご褒美の中でも、毎日食べても太らず、身体にも悪い影響を与えないものを選びましょう。

ご褒美は基本的に小さいものを使用しますが、それぞれの犬に合わせるのも大切ですマルチーズシェパードに、同じ大きさのソーセージのかけらを与えるわけにはいきませんよね。また、子犬の歯は成犬や老犬の歯ほど強くないことにも留意してください。

さらに一番大事なのは、その犬がご褒美を気に入ることです。犬が欲しくないものをあげてもそれはご褒美にならないので、犬が好きではないものをご褒美に使うことはできません。難しいことを教えるときは、それだけ良いご褒美をあげるようにすると、犬にとってはその命令が「従う価値のあるものだ」と感じやすくなります。

犬へのご褒美には何を用いるべきか

普通は食べ物が用いられます。ただし犬の栄養バランスを崩さないように気をつけましょう。ご褒美は特別なものであって、普段からずっと使うものではありません。もちろん犬が空腹になってもいけません

ご褒美を欲しがる犬 犬  ご褒美

どんなご褒美がいいかは犬の好みによりますが、たとえば以下のようなものがよく使われます。

  • ホットドッグ
  • 加工チーズのかけら
  • 調理したハムかボローニャ
  • 小さく割った犬用ビスケット
  • パテかウェットフード
  • 高級ドッグフードか、普段とは違うフレーバーのドッグフード

その他のご褒美

その犬が好きなものであれば、食べ物以外もご褒美に使うことができます。たとえばその犬が好きであれば、撫でることもご褒美になります(多くの人はすでに毎日行っていますよね)。またおもちゃが大好きで、おもちゃで遊べることをご褒美だと感じる犬もいます

良いご褒美を選ぶコツは、その犬の好みを把握することです。いくつかの種類のご褒美を試してみて、犬がどのように反応するか、どのご褒美を一番気に入るか観察してみましょう。こうすることで、その犬にとって一番効果的かつ健康にも良いご褒美を選ぶことができます。


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