犬に道を渡ることを教えましょう

愛情、辛抱強さ、そして根気によって達成することができる、ということを忘れないように、愛犬のしつけに励んでみてください。
犬に道を渡ることを教えましょう

最後の更新: 21 10月, 2018

ほとんどの犬は外に出ると興奮してしまいます。自制の訓練の手助けをすることはできますが、 道を渡ること を教えることになると複雑になりることもあるでしょう。犬は何が起こるかも考えず、走ってしまうこともあるかもしれません。

犬に衝動的な面があるのは明らかなので、しっかりと犬の面倒をみるだけでなく、安全な道の渡り方を教えることも私たちの義務なのです。本当に安全な道の渡り方を教えることができるのでしょうか?今回はそれについて詳しく見ていきましょう。

犬が必ず学ぶべき、2つの動作があります。「待て」と「行け」です。これは的確に何をすればいいのかを伝えることができる基本の動作になります。

道を渡ること :「待て」の動作を教える

”待て”の動作を教える 道を渡ること

まず、地面に置いてある板やプラスチックのテーブルといった、場所を選びましょう。犬をその場所において、動こうとした時に「ダメ」といって、(あなたの犬がすでに理解できる言葉)手で犬をその場所のおさえて、「待て」といいます。

この指示を何度か聞くうちに、「待て」という言葉と動きたい時に動けないという事実を結びつけます。ジェスチャーと同時に「待て」と言うようにしましょう。

また、始めから完璧な動作を期待してはいけません。犬に動作を教えることは、時間と忍耐が必要ということをすでに知っているはずです。しかし、何度かあなたの指示を聞いて、その動作を繰り返すうちに、犬は学習してきます。

「行け」の動作を教える

待て」の動作を習得したら、「行け」(または「来い」)を教えるといいでしょう。これを行うには、「待て」をさせた後に、手招きをして、「来い」と指示をしましょう。

犬はあなたの方を見て、あなたがおかしくなったのか思うかもしれません。あなたが期待していることを理解しないかもしれません。しかし、名前を呼んで、「来い」と言いましょう。徐々に歩いて犬に近づいていくのも良いアイデアです。ジェスチャーと指示を結びつけさせるために、ジェスチャーを指示と一緒に行うようにしましょう。

道の渡り方を習得させよう

この2つの基礎の動作を習得したら、ついに犬に道の渡り方を教える時です。

ポイントは犬を後ろでも、前でもなく、常にあなたの横にキープさせる為にリーシュを使うことです。

歩道の終わりまで待つのではなく、信号が赤の時は信号機の20メートル前でとまるのがベストです。そして、”待て”の指示を繰り返します。信号が青に変わったら、「来い」といって常に犬を横にキープしましょう。

少しずつ犬もこの2つの指示と道を渡ることに慣れてきます。そして、信号機の前で止まるときは「待て」の指示を使ってください。そうすることで、犬は止まったり、じっとしたり、歩く時を理解することができます。練習したいのであれば、首輪なしでもこの動作をことができますが、車の少ない場所などで行うべきです。

道を渡らせるためにポジティブな動機を促す

道を渡ること

犬に道を渡ることを教える上でも最も効果的な方法は、なにかポジティブな動機を促すことです。新しい動作を習得したり、指示をしっかりと理解したりする度に、なにか犬が大好きなものをあげましょう。

また、あなたの指示に反応しなくても、怒ったりしないようにしてください。ご褒美をうまく使えば、犬にとってもあなたの指示に従うことが簡単になります。しかし、もし犬があなたが怒っているのをみると、どうしていいのかわからなくなります。そして叱られる怖さから、あなたの指示に従わなくなります。

愛情、辛抱強さ、そして根気によって達成することができる、ということを忘れないように、愛犬のしつけに励んでみてください。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。