【北アメリカの宝石と言われる鳥】アオカケスについて

20 11月, 2020
アオカケスはカラスの親戚で、北アメリカにのみ生息している鳥です。今回の記事で、この美しい鳥についてもっと詳しく見ていきましょう。

アオカケスは北アメリカ原産の鳥で、アメリカ合衆国の中央部および東部に幅広く生息しています。

有名な同じ山脈の反対側には、よく知られた別のカケス、ステラ―カケスがいます。ですので、アメリカのどちら側にいたとしても庭にカケスがいることは珍しいことではないのです。

アオカケスは青く美しい羽を持っているので、一般的にカラスのようなとりと関連づけられることはありません。ところがアオカケスとカラスは実は親戚で、カラスやカササギなどと同じカラス科に属する鳥なのです。

アオカケスの羽やその他の特徴

アオカケス

アオカケス(学名:Cyanocitta cristata)は、体長約22㎝~30㎝の鳥です。最も目立った特徴は、名前にもついている通りその美しい青い羽です。また、羽と尻尾には白と黒の斑点もついています。顔の一部とおなか全体は白く、首の周りと顔の横は黒色をしています。

とはいえ、アオカケスの羽は実は青ではなく、茶色なのです。アオカケスは青い色素を持っていないのですが、光散乱という科学的現象のために私たちの目には青色に映るのです。これは羽に当たる光の屈折に関係しています。

また、この鳥の鳴き声はカモメのもののように非常に大きく鋭いものです。一連の歌のような音を出し、ハヤブサなどの他の鳥の呼び声を真似ることもできます。

非常に社交的かつ危険な鳥

アオカケスはとても社交的な鳥です。この鳥の行動におけるおもしろい特徴を以下に挙げました。

  • つがいになり小さな家族を作る傾向にあります。
  • 各年、アオカケスの大半は夏を過ごすために北から南へと移動します。この旅をするにあたり250羽もの大群を作ります。
  • ところが、冬も同じところにとどまる種もいれば、隔年で移動するものもいます。このイレギュラーさについては謎に包まれています。
  • 求愛行動に関しては、空中で追いかけたりオスがメスに食べ物を与えたりしてハートを射止めようとします。
  • アオカケスは巣を作りつがいで小鳥を育てます。4個~5個の卵を産み、両親ともに孵化とエサやりの責任を果たします。
  • ブナの木やナラの木の高い所に巣を作ります。巣は小枝、芝、雑草、木の皮、コケなどを泥を使ってつなぎ合わせて作ります。
  • アオカケスは隠れるのが得意です。巣に隠れ、他の動物に聞こえるように甲高い鳴き声を発します。
アオカケス

アオカケスは他のアオカケスに対して攻撃的になることでも知られています。他のアオカケスと対立し、互いの巣の卵を攻撃して壊したり盗んだりする様子が観察されています。

この鳥が緊張しており攻撃態勢に入ろうとしているというサインは、とても鋭い鳴き声と、とさか部分の羽が逆立つことでわかります。

雑食性

アオカケスは雑食ですが、その栄養のほとんどは植物から摂ります。強いくちばしを持っているので、地面に埋めて保管しているどんぐりを食べることができます。

アオカケスは芋虫やカブトムシ、バッタなどの昆虫も食べます。ときには、クモ、カタツムリ、鳥の卵、小さなげっ歯類、鳥のひな、死肉でさえ食べることもあります。

お葬式をする鳥?

多くの動物の種が、自分の家族のメンバーが死んでしまった時に特定のお葬式のような儀式を行います。キリンやゾウは家族が死んでしまうとその死を悼むと言われており、それはアオカケスも同様なのです。

自分の家族が死んでしまったのがわかると、アオカケスはグループの全員を呼び集め、死骸の周りに集まります。科学者はこの現象を、近くにある危険を警告するために行うようになったものだろうと説明しています。

死がどのようにして起こったのかを目撃していなくても、アオカケスは家族の死に気づきます。この情報は、近くに捕食者がいるときと同じように、グループの他のメンバーと共有すべきものだと認識します。

この方法で、鳥に死をもたらした可能性のある危険にさらされないようにしているのです。同時に、捕食者を追い払うために協力します。

アオカケス

まとめ

アオカケスは知能の高い鳥で、美しい見た目をしていますが、見た目ほど「甘い」鳥ではありません。すでに触れたように、自分の身を守る必要性にかられると、アオカケスは容赦しない鳥です。野生のアオカケスを見かけたら、この鳥はよくいるスズメのようなおだやかな鳥ではないということを覚えておきましょう。

  • National Geographic. Arrendajo azul.
  • Audubon. Guía de Aves, Cyanocitta cristata.
  • Matt Walker, BBC. Descubren que los pájaros realizan funerales.