詳しく知りたい!アルマジロの種類についてご紹介!

ゴツゴツとした体を持つアルマジロは中南米原産ですが、アメリカのミズーリ州とイリノイ州のような北端にも生息しています。
詳しく知りたい!アルマジロの種類についてご紹介!

最後の更新: 17 12月, 2019

あらゆる種類のアルマジロの特徴のうち、最も目を引くのは体を丸める能力です。丸まることで敵から身を守っているのです。

特にラテンアメリカ原産の小さな哺乳類であるアルマジロは、アリクイとナマケモノの仲間です。残念なことに、アルマジロは道を横切る際にしばしばひかれそうになります。本記事では、この不思議な動物アルマジロについて詳しく見ていきましょう。

アルマジロのあらゆる種類の特徴と形態

アルマジロ、またはDasypus novemcinctusは、樽のような形をしていて、甲羅で体が覆われています。そして、特定の特徴を共通点にもつ哺乳類に属しています。統合分類学情報システム(ITIS)によると、アルマジロには最大で21種類もあり、それぞれの種の甲羅はピンク、黄色、黒、グレーなどがあります。

ナショナルジオグラフィックによると、今までに見つかっている一番小さなアルマジロの体長はわずか6インチ(約15cm)だといいます。同様に、大きい種類のアルマジロは体長が4フィート(約1.22m)を超えるともいいます。アルマジロの種類を見分けるには、甲羅にある帯の数を数えます。

実際、敵から身を守るために体を丸められるアルマジロは帯が3本あるミツオビアルマジロのみです。アルマジロの平均寿命は約16年といわれています。

アルマジロ 甲羅

アルマジロの長い粘着性のある舌は、親戚でもあるアリクイから受け継がれています。この舌のおかげで餌である幼虫や昆虫を捕まえることができるのです。

アルマジロの口にするものの9割は肉ですが、それでもアルマジロは雑食動物と考えられています。これは、植物や果物も時々食べるためです。卵、カブトムシ、アリがお気に入りです。

生息地と繁殖

分かっているアルマジロの種類のほぼすべては赤道近くの地域に生息しています。アルマジロの体には脂肪がないため、暖かい気候を好む傾向があります。しかし、アルマジロにとって土の種類は生息地を選ぶにあたっての決定条件でもあります。多孔質な砂質土には多くの虫や幼虫がいるからです。

中南米を主な生息地としていない種類は帯が9本あるココノオビアルマジロのみです。ココノオビアルマジロはアルゼンチンと米国の両方に住んでいます。実際、小さな体のココノオビアルマジロはミズーリ州とイリノイ州の北端でも見つかっています。

妊娠期間は2~5カ月間で、メスは1~12匹の赤ちゃんを産みます。アルマジロは双子を出産することも珍しくはありません。

生後4ヶ月になると母乳は卒業し、生後1年で性成熟すると言われています。

脅威レベル

国際自然保護連合は、アルマジロは絶滅の危機にあるとは考えていません。ただし、アルマジロは種類によってその脅威レベルが異なります。したがって、こちらの「レッドリスト」には絶滅危惧種とされているアンデスのアルマジロが載っています。この種類の個体数は過去10年間で3割も減少しています。

人間はアルマジロで楽器を作ってきました。たとえば、チャンゴラは木とアルマジロの甲羅でできているアンデスの弦楽器です。この楽器はケチュアとアイマラ文化の一部ではありますが、現在はアルマジロの絶滅を避けるために、木と紙で作られています。

こちらの記事もおすすめです。
この世に存在する不思議な生き物
My Animals
で読むことができます。 My Animals
この世に存在する不思議な生き物

これから紹介する動物はアニメーションでもなく編集された写真でもありません。彼らは実際に存在するとても奇妙な生き物なのです。地球上全ての動物の中で人間が知っている種類はわずか五分の一に過ぎないのです。今回は多くの人々の注目を集めた数種類の不思議な生き物についてご紹介したいと思います。


Dōbutsu ōkokuに記載された内容は、情報提供を目的にしたものです。専門家による診断、助言、治療の代わりとなるものではありません。疑問がある場合は、信頼できる専門家に相談することをお勧めします。