【ドッグスポーツ】犬と共に大自然を駆け抜けるカニクロスとは?

07 9月, 2020
カニクロスには中型~大型犬が向いていると言われていますが、このスポーツで最も気を付けるべき点はワンちゃんの体調です。
 

カニクロスは世界的に人気が高まっているドッグスポーツです。犬にはハーネスを、ランナー(飼い主)の腰にはベルトを巻き、犬とランナーはリードでつながれた状態で一緒に走ります。今回はこのエキサイティングなスポーツについてご紹介したいと思います。

カニクロスとは?

ヨーロッパで人気が高まっているカニクロス。新しいスポーツのようですが、実はヨーロッパでは非常に長い歴史があり、公式の連盟やチャンピオンランナーや犬もいる競技性の高いスポーツなのです。

簡単に言うと、犬のハーネスとランナーが腰に装着されたリードで結ばれた状態で走るスポーツで、通常は屋外の開けた場所で行われますが、雪の中で犬が専用のスノーシューを履いて行われることもあります。

犬と一緒に走ることで犬とランナーの絆は深まり、通常の「ペットと飼い主」という関係を超える関係を築くことができます。さらに、競技中は山や森、ビーチなどの大自然を共に駆け抜けるため、愛犬とアウトドアをたっぷりと楽しむことができます。

カニクロスに必要なものはあまりありません。カニクロス専用のハーネス(散歩用のハーネスはあまり適していません)、引っ張られた際のショックを和らげ腰を守るベルト、そして衝撃を吸収してくれるリードがあれば準備完了です。もちろん、この冒険に一緒に参加してくれる愛犬も忘れてはいけません!

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カニクロスについてよくある質問の1つに、どの犬種が適しているのかというものがあります。1歳以上の健康な犬であればどの犬種でもトレーニングや競技をすることができますが、実際には20~35kgの中型~大型犬が最も多く参加しています。

カニクロスに適した犬種は、ワイマラナーシベリアンハスキー(または北欧犬)、ジャーマンシェパード、ボーダーコリー、ラブラドールレトリバー、ベルギーシェパードなど、強くて速い犬種です。もちろん雑種犬でも参加できます。

あまり適していな犬種は、パグ、ブルドッグ、ボクサー、セントバーナード、ナポリタンマスティフ、バーニーズ・マウンテン・ドッグなどのモロッサー系“鼻ペチャ”(短頭種)の犬種です。身体の構造上の特徴からカニクロスには不向きです。

カニクロスのトレーニング

犬種はさておき、カニクロスで成績を残すためには愛犬と根気よくトレーニングを行う必要があります。そして、何よりも共に楽しむことが重要です。

犬は健気なもので、飼い主のそばにいるために自分の体力の限界を超えるほど頑張ってしまうこともあるため、練習中やレース中は愛犬に十分に注意してあげてください。

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カニクロスの練習を始める前には獣医に健康状態を確認してもらいましょう。心臓や呼吸器系の問題を心配する必要がなくなります。

獣医からゴーサインが出たら、少しずつ練習を重ねていきましょう。特にこのような運動をしたことがない場合は慎重に進めていきます。いきなり初日に20kmも走ってはいけません。徐々に距離を伸ばしながら、犬と一緒に楽しむことがカニクロスの鍵です。

一日のうちで最も暑い時間帯に外でトレーニングするときは要注意。朝か夕方の気温が20℃以下の時間帯がベストで、トレーニング前後やトレーニング中にも水分補給を忘れないようにしましょう。

カニクロスの大会はどんな大会?

カニクロスの大会は山や田園地帯の自然の中で行われ、5kmから10kmの距離を走ります。大会の難易度は地形によって変わってきます。

レース前には獣医による健康チェックを受ける必要があり、大きな大会になると最大50組もの犬とランナーが参加します。

カニクロスでは犬が飼い主を尊敬していることが重要です。レース中のルールとしては、犬はランナーの後ろを走ってはいけない、ランナーはリードを引っ張ってはいけない、レース中に犬に肉体的な苦痛・精神的な苦痛などの動物虐待を行ってはいけないなどが挙げられます。