ワンちゃんの表情から読み取れるコト
ボディーランゲージは、あらゆる動物のコミュニケーションにおいて重要な機能を果たします。しかし犬たちの場合、ボディーランゲージよりも「表情」の方が、意思の疎通を行なうために優れていることがあるのです。
多くの研究で、犬はよく顔を使って人間とコミュニケーションをとっているという結果が証明されています。犬のことが大好きでもっと理解してあげたいと思っているそこのあなた、この記事を読んで犬たちの表情についてさらに学んでみましょう。
犬たちは表情で喋りかけてくる
あなたの犬が何を言いたがっているのか、パーツごとに見ていきましょう。
目
大きく見開かれた目は、何かを楽しんでいたり、遊びたがっていることを意味します。散歩に行くときや、あなたが外出から帰ってきたとき、ご飯を食べるときなどにこの目をするでしょう。
じっと見つめる、集中しているような様子のときは、何か気になることがあるようです。これは攻撃の直前に犬が行なう表情であり、場合によっては人やモノに襲い掛かってしまうこともあるため、気を付けましょう。
アイコンタクトの回避は尊敬・服従の意を表します。叱られたとき、自分のリーダーと一緒に居るときに良く行う表情です。
耳
ピンと立った耳は集中を意味します。今自分が行なっている何かに集中していたり、聞き馴染みのない音に興味が湧いているのでしょう。普段であれば、遊んでいるときや何かを追いかけているときにしていることが多いです。
耳が後ろを向いているのは、嫌悪感・不信感を表しているときです。顔にしわを寄せたり歯をむき出しにして攻撃の準備をすることもあるためこれも注意が必要です。
前に向かって耳を垂らしているときは、何かを怖がっているのでしょう。不安を感じており、自分を守りたいと感じています。また上で書いたようにアイコンタクトもしようとしない場合は、服従を意を表そうとしている可能性があります。
前を向いた垂れていない耳の場合は、ストレス・緊張を表します。新しい家族や他のペットの存在をあまり快く感じていないのかもしれません。
耳をパタパタさせる行為は、今やっていること、または今いる場所が気に入っていることを表しています。お風呂や散歩が好きな子は、その最中に頻繁にすると思います。
口
犬たちは笑顔になることがあるって知ってましたか? 信じない人もいるでしょうが、事実なのです。同時に尻尾も元気に振っているようなら、幸せであること間違いないでしょう。
一方あくびには様々な意味があります。あなたがしたからただ伝染しただけだったり、疲れやストレスを表していることもあるのです。
口を閉じ、引きつっているような表情をしていたら、ストレスや恐怖を感じているのでしょう。苦しそうに鳴いていれば、体のどこかが痛いのかもしれません。
口の周りを舐めるのは、食事で汚れた口をキレイにしようとしている、もしくはおやつか何かをおねだりしようとしているときであることが多いですが、これも時にストレスや恐怖のサインであることがあります。
すでに何度も書きましたが、歯を見せる行為には気を付けましょう。
このように、犬たちは様々な「表情」を持っており、目や耳や口を通して意思を伝えることができるのです。ただ飼い犬を毎日観察しているだけでも、段々と理解が深まっていくことでしょう。
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