実は犬が嫌がっている6つのこと

可愛い愛犬に対して人間のように接してしまうことってありますよね。
実は犬が嫌がっている6つのこと

最後の更新: 20 5月, 2018

私たち人間がやることで、ワンちゃんたちは好きなこともあれば嫌いなこともあります。この記事では、実はワンちゃんたちが嫌がっているのを気が付かずにやってしまっていることをご紹介します。きっとあなたも驚くことでしょう。

ワンちゃんの嫌なことはしないで

犬と家族

あたりまえですが、ワンちゃんが嫌がることはしてはいけません。大切な愛犬はなんでも理解してくれる世界一のワンちゃんかもしれませんが、実はあなたやあなたの家族がやっていることで我慢していることもあるのです。ワンちゃんはあからさまにそれを表現することはありませんが、表情や動きといった細やかなことで伝えようとしているのです。良かれと思ってやっていても、実はワンちゃんたちは嫌がっていることもあるのです。

 

1.ことば

人間と犬は違う言語を使います。そして、犬は人間より体を使って表現することが多いのです。私たち人間は、たとえ聞き手があまり理解していなくてもノンストップでお喋りするのが大好きな生き物です。ワンちゃんには人間ほどの語彙力はありません。

犬は聞いたことある単語(例えば、ごはん、散歩、おもちゃ)は意味を推測ができても、人間のことをしっかりとは理解できないのです。そこで、愛犬に命令をするときはハッキリとしたジェスチャーを使い、その言葉とそれが意味する動きを関連付けできるように何度か練習する必要があります。それ以外の“ぺちゃくちゃ”は、日常の事細かなことを説明するのには便利ですが、ワンちゃんには必要のないことなのです。

2.棒を高く持ちすぎる

公園や家でワンちゃんとよくやる遊びの中に、人が棒を持ち、ワンちゃんはできるだけ高くジャンプするゲームがあります。人間には楽しいことでもワンちゃんにとってはそうではなく、不安やストレスのレベルを上げてしまっているのです。

さらに、垂直に飛ぶことで後ろ脚を怪我してしまうリスクもあります。ワンちゃんとの遊びは、必ずワンちゃんの“レベル”に合わせてあげましょう。また、棒を投げるふりだけで実際に投げないというのも止めましょう。イライラし無力感を感じてしまいます。

3.ハグ

あなたがワンちゃんのことを大好きで、友達やパートナー、あるいは家族とするように、いつもワンちゃんにも愛情を表現することに何も問題はありません。しかし、ワンちゃんはあなたにギューっと締め付けられるのは好きではないのです。

ワンちゃんはハグをする動物ではないので、人間がそういう気分だからとハグをするとストレスになってしまうこともあります。動物界では、他の動物が背中に手を乗せてきたらそれは主従関係を示すものであり、愛情表現ではないのです。たとえあなたが“群れのリーダー”であったとしても、ワンちゃんとはそのようなコミュニケーションを取らないようにしましょう。何もされたことはなくても、いつ、どのような反応があるか分からないからです。このような場合、犬の多くは噛みつく、攻撃するなどという反応をします。これは本能的な自己防衛としてやっているだけなのです。

4.なでる(犬が怯えているときに)

ワンちゃんを優しくなでることは愛情が伝わり良いことです。あなたがその場からいなくなれば、「もっとなでて」と求められることでしょう。しかし、ワンちゃんが危機を感じている、または驚いている場合には、なでるという行為は警告アラームや“何かがおかしい”というシグナルになってしまうのです。

例えば、嵐の日やパーティーなどではワンちゃんは怖いと感じていることが多いでしょう。ここでなでたりハグをしたりすると、恐怖感や焦燥間(そうしょうかん)を煽ってしまうため避けましょう。このときワンちゃんは、「何か恐ろしいことが起きているからいつも以上に気を使ってくれているんだ」と思ってしまいます。

5.目をジッと見る

目を閉じる犬

これは、知らない犬と接触するときのことです。ジッと目を見つめる“無礼”な行為を、犬は危険、または脅威としてとらえます。犬にとって視線はとても大切なもので、長いアイコンタクトは不安や不快感の元になります。長いアイコンタクトを取ったまま犬に近付こうとすると攻撃してくることもあるかもしれません。

6.繰り返す遊び

“棒を高く持つ遊び“以外にも、ワンちゃんが嫌いなことがあります。それは、「取ってこい」の遊びを何度もやることです。最初は喜んで取ってくるかもしれませんが、例えば5回もやれば疲れて飽きてくるのです。こうなってしまったら続けるのはやめましょう。

ワンちゃんからのメッセージには注意してください。ボールを投げてもあなたのことを見る、走らずに歩いて取りに行く、持ってこないで自分のベッドに行くなどの行動が見られたら、もうその遊びを終わりにする合図です。続けようとしてはいけません。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。