有名なカレイ目の魚:シタビラメとメグリムについて

19 5月, 2019
今日は皆さんにカレイ目の魚を2種類ご紹介したいと思います。同じカレイ目と言っても、色々な違いがありますので、是非興味のある方はご覧ください。
 

シタビラメ(Common sole)とメグリム(Four-spot megrim、ヒラメの一種)は、カレイ目の魚の中でも西洋では特に人気ですが、どうやらその違いを知っている人はごく僅かな様です。確かに彼らは同じ親戚を持つ魚で、見た目もよく似ていますので混合しやすいとは思います。それでも間違いなく別種類の生物ですし、見分け方を知っていれば実は案外簡単に分かるのです。

と言うことで、彼らのことをもっと知りたい方は、是非この記事を参考にしてみてください。

有名なカレイ目の魚:シタビラメとメグリム

シタビラメに関する基本情報

カレイ目の魚の中に、ヒラメという種類があり、このヒラメの中にもたくさんの異なる種類が存在しており、その数は確認されているだけでも120種類あると言われております。

中でも有名なのがこのシタビラメで、ほとんど世界中で食されているのではないでしょうか。

解剖学的には、シタビラメは薄っぺらくて、濃い緑色かもしくは茶色をしており、この特徴から地形に溶け込んで天敵から姿を隠して生きています。

ヒラメは海水と淡水のどちらにも生息しており、水槽で飼ってみれば分かりますが、一生の約90%を床に張り付いて暮らしています。基本的には甲殻類を食べて生きていますが、実は、見た目によらず様々な種類の生物を狩ることが出来る優秀なハンターなのです。

砂に隠れるヒラメ シタビラメ   メグリム   カレイ目  魚
 

メグリムに関する基本情報

メグリムはスコプタルムス科に属する生物で、タルボット(Turbot)やマコガレイ(Limanda)とは親戚関係に当たります。その中でも西洋ではおそらくフォースポットメグリム(Lepidorhombus boscii)が一番有名で、そこら中で見かけることができます。一方、Whiff(Lepidorhombus whiffiagonis)と呼ばれる親戚もメグリムと呼ばれることがありますが、こちらに関してはあまり知られていませんね。

メグリムは薄っぺらくて大きな体をしており、長さは40から60cm、重さもおよそ5kgから6kgぐらいになります。また体も半透明で、砂ととてもよく似た色を持っています。そして体中にところどころ青やシルバーのストライプが模様として張り巡らされているのも特徴的です。

彼らは大西洋の北東に生息しておりヒラメと同様にほとんどの時間を地面に張り付いて暮らしています。とは言え生息可能範囲は広く、深さ6mから600m以上の所にも住んでいます。

メグリムの主食は自分より体の小さい魚や(例えばいわしや鯉、コンゴウフグ)、甲殻類、稚魚、頭足類の生物などです。もし近くに食べられそうな魚が無かったら、共食いを始めることもあるそうです。

シタビラメとメグリムの主な違い

上の情報からもわかる通り、シタビラメとメグリムの間にはいくつかの違いがあります。もちろん見た目もそうですが、生活や行動における違いも顕著です。二種類とも人間界では「味があり、身も柔らかくて美味しい」と一緒にされがちですが、全く違う生き物なのです。

 
泳ぐメグリム シタビラメ   メグリム   カレイ目  魚

解剖学的・形態学的な違い

一番にあげられるのは体の形における違いでしょう。メグリムは長くて薄っぺらくて、半透明なのに対し、シタビラメはもっと長円形で、左右の非対称性も若干強めです。

そして、忘れてはならないのが目の位置です。シタビラメは体の右側に目がついており、目と目は大きく離れています。一方のメグリムは、シタビラメよりも黒っぽい眼球を持っており、目と目の距離も骨を挟んではいますが近めです。ちなみに彼らも体の右側に目がついている点では共通しています。

他に共通している点としては、彼らはどちらも体の下部が明るめのクリーム色をしているという所です。ただ上半身に関しては、シタビラメは茶色や濃い緑色をしている一方で、メグリムはもっと砂っぽい色をしています。

また、シタビラメには面白い特徴があり、まず彼らは「U」の字になる様な形で口を開けます。そして体の表裏両方に鱗が付いているのです。

居住地域と分布

メグリムもシタビラメも似た様な所に住んでいます。そう、海底ですね。メグリムの方が一般的には深い所に生息しており、深度600mぐらいがポピュラーです。一方シタビラメはもう少し浅めの所を好む様で、およそ深度10mから300m程度に生息しています。

 

またヒラメそのもののバラエティが豊富ということもあり、メグリムよりは、シタビラメの方が世界中に散らばって生息しています。でも残念ながら、昨今の需要急増によりシタビラメの数は減りつつあり、絶滅危機とも囁かれています。