子どもとペットが一緒に生活するメリット

犬や猫は子どもにとってセラピー的な要素を持った存在となれます。特に子どもが問題を抱えている時には癒しの存在となってくれるでしょう。
子どもとペットが一緒に生活するメリット

最後の更新: 12 1月, 2019

犬や猫といったペットと一緒に暮らすことは、ペットだけでなく子どもたちにとっても非常に良いことで、お互いに成長し合うことができるのです。

いつペットを飼い始めるといいの?

子どもとペットが一緒に生活する利点を考える前にまず、子どもがいる場合、ペットを家族の一員として迎える時期はいつがいいかを考えてみましょう。特にこれまでペットを飼ったことがないなら尚更です。3歳未満の乳幼児はおもちゃと生き物の区別をつけるのが難しいのです。動く生き物と動かないおもちゃを比べたとしても難しいでしょう。

乳幼児がいるからペットは飼えないという意味ではありません。ペットと乳幼児が同室にいる場合は特に気をつけて見ていなくてはいけない、ということです。子どもは4歳頃になると、ペットとの真の関係を築き始めることができるでしょう。離れられないベストフレンズとなるのです。

猫にキスをする女の子

だからこそ、ペットを飼うのは子どもが生まれてからの方がいいのです。子どもが生き物を意識する年齢に到達する頃には、ペットはいたずらをする時期を過ぎ、落ち着いていることでしょう。

では、赤ちゃんが生まれる前からすでにペットを飼っている場合はどうすればいいのでしょうか。それはそのペットの性質、年齢、飼い主との関係や飼い主に対する振る舞いによります。

赤ちゃんが生まれると嫉妬する犬や猫は多いようです。自分の代わりに可愛がられていると感じてしまうようです。そのように感じさせないためには、家族の集まりや活動にペットを含めるようにしましょう。

こちらもお読みください『子どもがいる家庭にもピッタリな犬

子どもがペットと一緒に生活する利点

それでは、子どもがペットと一緒に生活する利点について見ていきましょう。これは子どもとペットが出会った瞬間から始まります。

1. 発達を刺激する

人生の早い段階から猫や犬を飼うことで、子どもが穏やかになり、自信をつけるのに役立つとされています。ストレスを感じにくく、体を使った運動をする機会が多く、一般的により幸福を感じやすいでしょう。

2. 病気が減る

親は子どもの健康を心配するものでしょう。子どもがペットと一緒に生活すると、子どもの免疫系が発達し、免疫力が高まると考えられています。

その通り。幼い頃から動物に触れていることで特定のウイルスや細菌にさらされているのです。体はそれらに打ち勝つ正しい抗体を作り出す方法を知るのです。多少なら犬や猫の毛が床に落ちているのも良いことなのです。アレルギーのリスクが50%まで減らされるでしょう。

もちろん良いことばかりではありません。寄生虫や真菌感染など赤ちゃんが対応できない動物の病気もあります。しかし、それはペットにきちんとワクチン接種を受けさせ、駆虫していれば防げるでしょう。

こちらもお読みください『ペットと暮らす赤ちゃんが元気な理由

水辺に犬と座る女の子 子どもとペット 生活

3. 子どもにとっての初めての友となる

これは特に一人っ子に言えるでしょう。ペットは子どもの初めての友となるのです。お互いにおもちゃを与えあったりゲームをしたり走ったり…お互いを思いやるようになるでしょう。忠実な犬ほど子どもの様子を見てくれる存在はありません。子どもが転ばないように見守り、笑わせ、一緒に楽しいひと時を過ごすでしょう。

4. 責任感を学ぶことができる

子どもが少し大きく、6歳頃になればペットは感情を持った生き物だということがわかるようになります。この時期は、ペットの世話をする責任感を身につける時期として最高でしょう。例えば、次のような係を担当させると良いでしょう。

  • 餌や水をあげる
  • 散歩に連れて行く
  • 入浴させる
  • ペットのおもちゃを片付ける
  • 車に乗せて一緒に旅行をする際は面倒を見る
  • 庭にウンチが落ちていないよう掃除をする
  • 適切な時におやつやご褒美をあげる
  • 新しいワザを教える

5. より親身になれる

犬や猫は子どもにとってセラピー的な要素を持った存在となれます。特に子どもが問題を抱えている時には癒しの存在となってくれるでしょう。ペットを飼っている子どもはそうでない子どもに比べ、よりフレンドリーで同じ年代の子どもと仲良くなりやすく、攻撃的でなく、コミュニケーション能力に優れていることは広く知られています。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。