もしも愛犬が逃げてしまった時にすべきこと

例えば、犬がもう既に逃げてしまったとしましょう。何か予期せぬが起こり、愛犬が逃げてしまったのです。では、その状況から何をすればいいのでしょう?どうやって探せばいいのでしょうか?
もしも愛犬が逃げてしまった時にすべきこと

最後の更新: 26 1月, 2019

愛犬を探しに出かける他にも、警察や周りにある動物福祉事務所などにも連絡してみましょう。さらに、愛犬の写真と飼い主の電話番号が載っているポスターを貼りだすのも良い手です。

愛犬が家から逃げてしまうことはどんな飼い主にとっても悪夢のような出来事です。犬が何かに怖がって逃げたり、事故に遭ってしまったり、またはちょっといたずらをしたくなったのかもしれませんが、いずれにせよ誰にでも起こり得ることです。この記事では、愛犬が逃げてしまった時にすべきことをご詳しく紹介します。

身元を証明するものは必須

人生のどんなことにおいても言えることですが、備えあれば憂いなしです。ですから、法律でも決められている通り、犬がちゃんと我が家に帰ってくるようにするにはマイクロチップで身元の証明ができるようにしておくことが大切です。

犬用マイクロチップとは米粒より小さい、犬の皮膚の下に埋め込まれる装置です。このチップには、誰かが犬を見つけた時のために飼い主の連絡先が入っています。

道に座る野良犬

マイクロチップを入れるのは安いですし、犬が逃げてしまった時にはなくてはならない物であるにも関わらず、マイクロチップが入っている犬はその中の内の数パーセントだけなのです。マイクロチップにはデメリットがないうえ、メリットはたくさんあります。犬が安全に帰ってきてくれる可能性を少しでも高くするためには、愛犬の身元表示をしておきましょう。

愛犬が逃げてしまう前に

あなたができる最も大切なことの一つは、まず愛犬が逃げないようにすることです。責任のある飼い主は、問題が起こる前にそれを見越して備えます。

マイクロチップを入れるのはもちろんですが、あなたの連絡先を常に更新しておくことはもっと大切です。電話番号や住所が変わることは珍しいことではありません。その際に、愛犬のマイクロチップの情報も更新することも忘れずに!

さらに、マイクロチップのデータはその自治体内でしか共有されません。ですから、新しい街や違う国に引っ越した時には、獣医の所に行って連絡先必ず更新しておきましょう。

また、ハーネスやリードに何も問題がないか確認することも重要です。近所へ散歩に行く時、何か愛犬を怖がらせてしまうことが起こるかもしれません。ですから、ワンちゃんがリードやハーネスを強く引っ張った時、逃げられないようにしなければなりません。頑丈なリードにお金をかけるのも賢い判断でしょう。

もちろん、家の外にいる時は危なかったり、犬が不快に思う状況を避けることも大切です。雷や爆竹などの音に怖がり散歩中に逃げてしまう犬は毎年たくさんいます。

道の先を見つめる犬

常に愛犬の安全が第一です。もし家の外に何かリスクがあれば、無理に外に出なくても良いのです。別にいつもより短い散歩をすれば良いだけです。

愛犬が逃げてしまったら

例えば、犬がもう既に逃げてしまったとしましょう。何か予期せぬが起こり、愛犬が逃げてしまったのです。では、その状況から何をすればいいのでしょう?どうやって探せばいいのでしょうか?

まず最初に、飼い犬の捜索願いを出すため警察などに連絡を入れましょう。近所の交番に電話をし、愛犬の特徴を伝えて下さい。犬にマイクロチップが入っていなくても、もし誰かがあなたの犬を見つけた場合、大抵警察に最初に連絡をします。ですから、警察に愛犬を探しているのだと伝えることはとても大切なのです。

ケージに入れられた犬

次に、近所の保健所に連絡を入れましょう。近所の交番や動物福祉士が、あなたの近隣の保健所についての情報を教えてくれるはずです。

もし愛犬にマイクロチップが入っていれば、犬を見つけた時に普通それが読まれますが、読まれないケースもあります。なので、保健所にあなたが愛犬を探しているのだということがわかるよう、飼い犬の特徴を伝えましょう。

その他にも、周りの動物福祉事務所にも連絡を入れましょう。誰かのペットを見つけて、動物福祉事務所に連絡を入れる人はたくさんいるので一番最近の愛犬の写真を渡しておいてください。

ケンネルにいる犬

例え時間が経ってきてしまっても、諦めてはいけません。誰かが数日後、又は数週間後に愛犬を見つけてくれるかもしれません。ケンネルにもう連絡を入れていたとしても、定期的に様子を見に行きましょう。動物福祉事務所でも同じように飼い犬を探しているのだという事を伝えて下さい。

行き慣れている場所を探してみよう

愛犬が逃げてしまったら、自ら足を運んで探しに行かなければなりません。けれど、方向感覚があまりないワンちゃんは一日に何キロも歩きます。ここでは愛犬を探すためのいくつかのアドバイスをご紹介します。

まず、犬が行き慣れている場所を探しましょう。犬は習慣好きな動物なので、普段良く行く場所を探検します。他にも、公園や散歩のルートなど、他に犬がいるような場所も見てみましょう。

さらに、周りの人に聞きましょうもし愛犬がどこか特定の場所にいると思ったら、そこに住んでいる人やそこを通る人に犬を見かけたか尋ねてみて下さい。多くの人が探していればいるるほど、飼い犬のことが見つけやすくなります。誰かが愛犬を見かけるかもしれませんし、もし見かけなかったとしたら、そこの場所は捜索場所から外せば良いだけです。

迷子犬ポスター 愛犬 迷子

また、愛犬の写真とあなたの電話番号が載っているポスターを貼りだしましょう。あなたや他の団体がSNSで同じ情報を拡散していたとしても、SNSではこの情報を見る人が少ないので、ポスターも使うべきです。

誰もこの状況には陥りたくないでしょうが、しっかりと対策をし、準備をすることが愛犬がちゃんと安全に我が家に帰ってくることを保証する一番良い手です。

マイクロチップは必須ですが、愛犬を探す方法、そして諦めないことは同じくらい大切なことです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。