野良犬を助ける方法
人間を恐れて近寄ろうとしない野良犬に出会うこともあるでしょう。助けてあげたくても、多くの犬は近づこうとはしません。これは偶然ではなく、以前虐待されていたからです。
野良犬を可愛がる
野良犬は身体的虐待に苦しめられています。頭の上に手をかざすと下に手を出したときより、危険を感じます。耳が常に下に垂れて、尻尾を振っていない場合は、ストレスを感じているサインです。その場合、少し時間を空けることが必要です。多くの人はこのジェスチャーは服従のサインだと思っていますが、実際は、防御するか逃げるための準備をしているのです。まず犬が落ちつき、首と耳がリラックスして、しっぽを振るようになるまで時間を空けることが大切です。
野良犬に近づくためのガイドライン
・まず、首輪とリード、毛布、古いシャツ、ドッグフードを用意します。犬に近づくため、犬が興味を持つものを準備するとよいでしょう。
・次にドッグフードを少し離れたところに置き遠ざかります。
・犬の近くに座ってもいいですが、少し距離を保ちます。
・忍耐強く、餌を少しずつ私たちのほうに近づけます。
・野良犬はかわいがられたり撫でられることに慣れておらず、常に虐待におびえています。よって、犬が身体的接触を許すまで、忍耐深く待つ必要があります。
・可愛がったり、餌をやっているときに首輪をつけれるとよいでしょう。
・できたら一緒に連れて帰ります。 もし皮膚が感染や病気によって傷ついているならば、毛布や古いシャツをかけて傷つけないようにしてください。
野良犬だった犬と一緒に暮らすためのルール
・家に着いたらあなたのお家のごはんをあげて下さい。野良犬の一般的な食事は人間の残飯です。急にドッグフードに換えると、消化不良になる可能性があります。
・快適なベッドを用意してください。古い服を敷くと良いでしょう。
・出来る限り早く獣医に連れていって下さい。 予防接種を行い、病気であれば治療を開始します。
・もし金銭的余裕がない場合は、常に最寄りの動物保護団体に協力を求めることができます。ソーシャルメディアに写真を載せることで、動物好きな人から助けを得たり、友達やコミュニティで治療費の資金を募ることも可能です。
・獣医の許可が出たら、お風呂や美容院に連れて行くことができます。
・犬が治療中の場合、完全に回復するまで里親に出すのは待たなくてはなりません。
・最も良いのは去勢や不妊手術をしてから新しい家族に渡すことです。それが無理な場合、さらなるペット放棄を防ぐために、新しい家族が動物の不妊手術行うことを約束した文書を作成するのが良いでしょう。
犬を里親に出す場合
・写真:犬がよく見えるように様々な確度から写真を撮ります。
・記述:犬と数日間一緒に過ごして、性格や行動を理解し、それを記述します。
・去勢手術/不妊手術:最も基本的なことです。新しい飼い主に渡る前に手術を確実に行います。
・情報を広める:できる限り犬の情報を広めます。ウェブページ、フォーラム、ソーシャルメディア等を通して、友達や家族、シェルター、里親協会や里親グループにシェアします。
・様々な要求:犬を里親に出すには様々な手続きがあります。あなたが住んでいる地域や国によってルールが変わり、アドバイスが必要となります。
・犬の住処:申請書を受け取ったら、犬の住処となる家を訪問します。犬の新しい人生が、私たちが望んでいるものであるかを確認するために何回も尋ねるのが理想的です。