レッドリップド・バットフィッシュって何?

22 3月, 2021
レッドリップド・バットフィッシュとは、とてもユニークな形と鮮やかな色の唇をもった水生動物です。泳がずに砂の上で移動する魚でもあります。

レッドリップド・バットフィッシュ(gcocephalus darwini)は、条鰭綱の一種です。つまり、ヒレにも骨があり、gcocephalidae科の60種もの中の一つです。

レッドリップド・バットフィッシュは、エクアドル(ガラパゴス諸島)とペルーのみに生息しています。ペルーの沿岸沖のガラパゴス諸島周辺(太平洋)で見ることができるでしょう。水深3〜76m、一般的には10mの深さあたりに住んでいます。一般的に、サンゴ礁の下の砂など沿岸部や入江でも見られます。

解剖学的特徴

レッドリップド・バットフィッシュ

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レッドリップド・バットフィッシュの体長は、およそ20〜40cmです。三角形の体や頭の形からは、まるで押しつぶされたかのようなイメージを受けます。大きな頭と、短く潰されたような体は、節のあるしこりや毛、鱗に覆われています。

バットフィッシュは、暗い茶色の斑点のある黄褐色で、背中には2つの水玉模様が付いています。体の上部は暗く、下部は薄い色をしています。その為、砂場と色が同化しやすく、敵から見つかりにくいのです。

もっとも特徴的な点といえば、やはり赤い唇でしょう。実は、この唇はバトフィッシュの間でも性的なアピールなのです。カーブを描いた唇はまるで怒っているかのようにも見えます。そして、歯は小さくて尖っています。

体の下の部分はゴツゴツした鱗に覆われており、尻尾には小さな背骨があります。シキミ族として知られる背びれは、細かい毛によって覆われたツノのような形の顔の中央から突き出ています。

このひれは、成長すると最大となり、背骨の延長となります。

レッドリップド・バットフィッシュの行動と保護

レッドリップド・バットフィッシュ

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レッドリップド・バットフィッシュは、水生動物なのですが、泳ぎが得意というわけではありません。胸筋を使いながら、奇妙な動きで海の底を這い回ります。プロペラのような形の尻尾の下には、小さくて肉付きのよい尻びれがあります。

バットフィッシュは肉食で、小さい魚を食べます。その他には、甲殻類(エビ)や軟体動物(イカ)などの海洋無脊椎動物も食べます。バットフィッシュは、ある液体を分泌して獲物をおびき寄せます。

レッドリップド・バットフィッシュは、現在、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにマイナー問題として載っています。つまり、今はまだ絶滅危惧種ではないということです。これは、海の底に住んでいる生物は、人間の直接的な影響を受けにくいためでしょう。

ユニークな水生動物、レッドリップド・バットフィッシュについてお分かりいただけましたか。レッドリップド・バットフィッシュは、生物的進化が予測できないプロセスだという、まさにその証明だと言える生物でしょう。