サソリに刺された時の対処法
サソリは砂漠にしか存在しないと言うデマに騙されてはいけません。サソリは想像以上に一般的に存在しています。外国に旅行に行く時など、誰でもサソリに刺される可能性はありますので、刺された場合の対処方法を事前に知っておいた方が良いでしょう。
サソリに刺されたときにするべきこと
サソリは通常岩や地下に隠れているので、庭で植物や花を集めたり、畑などで作業している場合に遭遇する可能性があります。サソリに刺されたら一体何をすれば良いのでしょうか?
中毒情報センターに電話する
どの国にも毒に刺された場合に連絡できるホットラインがあります。日本では日本中毒情報センターに連絡してしてください。毒が残っていてやがて麻痺する可能性もあるため、しっかりと意識もあり元気だとしても連絡をした方が良いでしょう。
ひとりでいるときにサソリに刺された場合は、あなたのいる場所を正確に中毒情報センターのオペレーターに伝えてください。 病院に行く必要があれば手配を整えてくれるでしょう。例えば、数分後に電話をかけるように再び中毒情報センターに連絡するように指示されたり、中毒情報センターから電話がかかってくる場合があります。もし応答がない場合は救急車を呼んでくれるでしょう。
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サソリの写真を撮る
刺されたばかりのサソリの写真を撮るのは良い気はしませんが、安全な距離でサソリを撮影をしてください。どのタイプのサソリに刺されたか識別するのに重要だからです。写真を見て医師は、適切な解毒剤を提供してくれるでしょう。
サソリには様々な種類があります。異なる毒があり、刺されると異なる症状が現れます。ですから、写真を撮ることは非常に重要になってきます。
症状を観察する
病院ですでに医師の診断を受けている場合でも、帰宅後も症状を観察し続けることが重要です。悪化したり新しい症状が出る可能性もあります。あなたが住んでいる所で、サソリに刺されるケースが一般的でないい場合は、サソリの毒の対処に医師も慣れていない可能性もあるからです。
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患部を洗う
家に着いたら出来る限り石鹸と水で患部を洗ってください。これにより感染を防ぐことができます。くれぐれも毒を自分で吸おうとしないでください。医師から提供された治療薬のみが解毒に効果的です。
医師に言われた指示に従ってください。そしてそれ以外の事は何もしないでください。医師は訓練を受けた専門家ですので、彼らのアドバイスに従うのが一番良いでしょう。
患部を心臓より下にする
静脈を通って身体中に毒が流れるのを防ぐためです。毒が拡散するのを防ぐために、できる限り静止した状態で患部をリラックスさせてください。
患部を氷で冷やすこともできます。単に炎症を抑えるだけでなく毒が少し固まるので体中に毒が広がるのを防ぐことができます。
パニックに陥らない
特にひとりでいる場合、不安や緊張によって冷静な判断ができずパニックになってしまうかもしれませんが、 できる限り平静を保つことが重要です。すべてのサソリに致命的な毒があるわけではありません。実際ほとんどのサソリにはそのような毒はありません。
お住まいの地域のサソリは軽い症状のみだけで治療を必要としなかったり、もしくは簡単に治療できる種類かもしれません。
サソリに刺されることは一般的な状況では考えられませんが、万が一のために慎重に備えることをお勧めします。今回ご紹介したアドバイスに従えば、たとえ刺されたとしても、問題なく冷静に対処できるでしょう。
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