捨て犬たちのヒーローになってみませんか?

捨て犬たちのヒーローになってみませんか?

最後の更新: 13 9月, 2018

野良犬・捨て犬たちは人間に不信感を持っていたり、怖がったり、逆に攻撃的だったりすることがあります。しかしあなたが落ち着いて、愛情をもって接してあげることができれば、彼らを寒さや飢餓、虐待から救うヒーローになることができるのです。

どう接するべきか

道端での苦しい生活を強いられている犬たちは少なくありません。なぜなら、引っ越しや旅に出る際に、ペットの存在が邪魔になるからと、後先のことなど考えずに置き去りにする人間がいるからなのです。

多くの犬は去っていく飼い主の車を追いかけたり、何日も捜し回っては元の家に戻ってきたり、ただひたすら待ち続ける子だっています。いずれにせよ、そこには悲しみの感情しか生まれません。

ただ世の中には、そんな捨てられた動物たちに食べ物を与えたり家を捜してあげたり、引き取ってしまう人だっているということも事実です。ここでは、あなたもヒーローになれるように、捨て犬たちとの接し方に関するアドバイスを紹介します。

落ち着いて接する

怯える犬

あなたが助けようとしている動物は、虐待を受けたりした過去を持っていて、人間を信用していないかもしれません。その場合、人間に近付かれることで身の危険を感じるため、本能的に攻撃をしようとします。

近付く際には、落ち着いて、ゆっくり、少しずつ歩み寄っていきましょう。大きな音や声を出したり急な動きをしてはいけません。怖がらせてしまいますから。

信用を得る

近付けたら、優しく、笑顔で話しかけてあげましょう。こちら側が怖がっている様子を見せたりしてはいけません。

犬の方から接触をさせましょう。撫でたり持ち上げたりなどせずに、あなたのにおいをただ嗅がせるのです。警戒心の度合いによっては、数分で済んだり何時間もかかることだってあります。忍耐強くいることを忘れずに。

食べ物を与える

多くの場合、その犬は空腹でしょう。食べ物を見せれば興味を持って、近付いてくるかもしれません。しかし、手から直接与えようとしてはいけません。近くに置いてあげたら、あなたは距離をおきましょう。そして、食べるかどうかは犬に決めさせるのです。

病院に連れて行く

優しく落ち着いて接し続けていれば、犬たちはいずれ心を許してくれます。この人間は自分に危害を加えるつもりはないんだと理解させましょう。言葉は分からなくても、声のトーンで安心させられるため、話しかけることは大切です。そして、怪我や病気がないか、動物病院で診てもらいましょう。

愛を見せる

ブランケットに包んであげたり、快適に眠れるようにクッションを与えたり、夜でも暖かくいられるように火を焚いてあげたり、美味しいものを食べさせたり一緒に遊ぶことで、あなたの愛情を与えましょう。最初は怖がっていても時間が過ぎることで、あなたに愛されているのだと気づき始めるのです。

どうして「ヒーロー」になるべきなのか

何かを見つめる猫

動物たちは、人間の言葉は喋れません。しかしその分、感謝の気持ちは行動で表します。 愛する者を守るためであれば自分の身を投げ出すことなど、何の躊躇いもなくやってのけるのです。

一度は愛し、家族だと思っていた人間に裏切られた以上、「世の中にはあなたのような良い人間も存在している」のだと理解するのに時間がかかってしまうのは仕方がないことです。

しかしそれに気付いてしまえば、あなたのことは絶対に一人にはしませんし、どれだけあなたのことが大好きか見せない日もないでしょう。例えマントを着けていなくても、スーパーパワーがなくても、彼らにとってはかけがえのないヒーローなのですから。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。