シェルター開設のすすめ
広大な敷地を用意し、NPO団体のアニマルシェルター開設として申請をしましょう。次は共に活動してくれるボランティアの募集、そして収容所に接触することで、捨てられた動物たちの殺処分を止めるようにお願いすることができるようになります。
あなたは動物が好きですか? 捨てられた動物たちが受ける仕打ちはあまりに不公平だと思いますか? Yesと答えたあなたは、少なくとも一度は自分でシェルターをつくってみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。もちろん決して簡単なことではありませんが、どこから始めればよいか分からないという人はこの記事を読めばあなたが必要としている情報が少しは手に入るかもしれません。
アニマルシェルターをつくり上げるには
他の組織や団体と同様、シェルター開設にも大量のペーパーワークが必要になります。
場所の確保
動物たちの保護にはとにかく「広い場所」がなくてはなりませんが、スペースさえあれば、自宅を使っても全く問題はありません。庭付きなら理想的です。
また、家以外の場所に構えることも1つの手段です。悩んだときは近くのシェルターを訪ねてみて、どういう場所を利用したのか見学、質問してみると良いでしょう。
組織の申請
シェルターとなる場所を確保できたら、名前を付けて、NPO団体であるということを明確にしたうえで、内務省に申請をしましょう。
これは最も大切なステップであり、これを終えればあなたも晴れてシェルター運営者なのです。
パートナーを見つける
大金持ちの子孫でもない限り、一切のサポートもなしに経営し続けるなど到底無理な話です。病院代、日用品代、食費など動物たちの面倒を見るにはたくさんのお金がかかるうえに、彼らのニーズを埋めるためには、節約をするわけにはいかないからなのです。
他のシェルターに相談してみれば、どうすればサポーターを見つけることができるかアドバイスをくれるかもしれませんし、またそのシェルターのサポーターがあなたもサポートしたいと言ってくれることもあるかもしれません。
ソーシャルメディアを使うのも良い手段です。お金を寄付してくれる人は少なくても、食べ物やボウル、使用済みベッドなど使わなくなったものを提供してくれるだけで、相当な出費をセーブすることができます。
ボランティア
アニマルシェルターの経営のしかたを学ぶには、そこでボランティアとして働くよりも効率の良い方法はありません。手伝いながら、シェルター経営に関する知識と経験を培うのです。
さらに、スペースが足りなくて窮屈な生活を送っていた動物がいた場合は、面倒を見るために自分のシェルターに呼んで、ゲスト第1号になってもらうということもできるでしょう。
収容所
収容所にあなたのシェルターの場所を教え、飼い主が見つからなかった場合は処分する前に連絡をしてもらえるようにお願いしましょう。ほとんどの収容所が喜んで協力してくれると思います。
捨てられた動物を保護する方法に関して収容所の人たちは知識が豊富です。全ての犬や猫が呼びかけただけで寄ってきてくれるわけではないため、状況に応じた「ツール」を用いて正しく安全に保護しなければなりません。彼らから得られる情報は必ず役に立つでしょう。
ケージの用意
これは閉じ込めるケージではありません。虐待を受けたり捨てられたりして裏切られた動物たちは、他の動物たちまたは自分自身さえも傷つけてしまう問題行動をとりかねないため、それを防ぐ必要があるのです。落ち着いた様子になるまでは隔離して、忍耐と愛情をもって信頼を築いていきましょう。
どうですか、シェルターの開設は不可能ではないと考えられるようになったのではないでしょうか。残念ながら全ての動物たちを保護するにはまだまだ道のりは長いですが、1つシェルターができるだけでも、厳しい生活を余儀なくされている多くの命を救うことができるのです。
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