都会の犬と田舎の犬の違いって何?
犬にとって育った環境はとても大切です。人間もそうですが、育った環境が行動に影響を与えることもあります。では、ここで質問です。都会の犬と田舎の犬の違いって何でしょうか?
まず、人間や犬以外の生き物のことを考えれば、犬を取り巻く環境もその犬のこれからの生活に影響を与えることがお分かりでしょう。都会の犬と田舎の犬は、住んでいる環境の違いからそれぞれ異なった影響を受けるのです。
人間と同じく、犬も住んでいる場所によってある特性を持ちます。大都会に住んでいる場合、日々の生活は目まぐるしいですよね。自然に囲まれた静かな田舎の生活とは違います。
田舎の生活はゆっくりしています。人々の起床時間も生活の様子も違うでしょうし、都会の人よりもずっと早く就寝するでしょう。この生活リズムは人間だけでなく、ペットにも影響を与えます。
住んでいる場所を取り巻く環境の忙しさが異なる為、都会に住む犬と田舎に住む犬には大きな違いが現れるのです。都会で生まれた犬や都会で保護された犬がストレスや不安感を感じることは珍しいことではありません。
散歩
毎日の散歩も都会に住む犬と田舎に住む犬では違いがでます。田舎に住む犬はリードなしで自由に歩くこともあります。ですが、リードがなくても飼い主から離れることがなく、そばに寄り添うことが多いでしょう。
一方、都会の犬は散歩に出ている時、走り回ることに不安を覚えがちです。都会の犬がよく迷子になるのはこの為です。散歩に連れ出してくれている人間と視界的なコンタクトを取り続けることに慣れていないのです。
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においを嗅ぐ
犬は嗅覚に優れています。ですが、都会に住む犬と田舎に住む犬とではこの面においても異なります。どのくらい嗅覚が優れているかとかどれ程敏感かということではありません。においを嗅ぐことに対しての集中力と忍耐力が違うのです。
田舎で育った犬は、より時間をかけてにおいを嗅ぎ、より忍耐力があるようです。小道やサインに従って行動することができます。何より、においを嗅ぐことを楽しんでいるようです。
一般的に言うと、都会の犬は田舎の犬よりも落ち着きがなく、訓練されない限り忍耐力に欠けるでしょう。においを嗅ぐ際も即座に終え、すぐに次のものへと移ります。
健康
田舎の犬は都会の犬と比べ、健康問題を抱えるケースが少なめであると言われています。また、行動的な問題を抱えるケースも少なく、基本的に健康な犬が多いようです。
田舎の犬の生活の質は都会の犬の生活の質よりも高いと言われていますが、その通りでしょう。では、そう考えられる理由を実際に見てみましょう。
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習性
田舎の犬は自然溢れる環境に暮らしています。閉じ込められたと感じることなく、広々とした空間の中で、犬本来の能力を開発することができるでしょう。
明らかに、都会の住宅に住む犬は自然溢れる環境に触れる機会が少ないでしょう。狭く、繰り返しの生活になることが多いでしょう。散歩に行く時はいつも同じルートを辿ります。この点は、エネルギー溢れる犬種を飼っている場合、さらに問題となる恐れがあります。
都会で犬を飼っている人は、定期的に散歩コースを変えてあげましょう。頻繁に散歩に連れて行くことで愛犬のストレスを軽減することにつながるでしょう。
人とのふれあい
最後に、人とのふれあいについてお話しします。飼い主とのふれあい、日常的に会う人とのふれあいにおいて、田舎の犬は態度を変化させます。犬はペットであり、飼い主にとっての仲間なのですが、同時に、人間のために様々な仕事を行ってきた動物なのです。だから田舎の犬はよりリラックスして見えるのです。
都会の犬と田舎の犬についてはまだまだ研究が必要です。犬は人間にとって常に身近な存在でした。犬が必要とする、正しい生活を送らせてあげられるかどうかは、私たち人間にかかっているのです。
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