ワンちゃんが体を振り回す5つのワケ

この行動には色々な理由が隠されているので、まずはそれを行う頻度と状況を確認するのが大切です。
ワンちゃんが体を振り回す5つのワケ

最後の更新: 26 10月, 2018

犬を飼っている方なら、愛犬が頭から尻尾の先までを 振り回す のを見たことがあると思います。この行動自体は普通のことなのですが、たまに何らかの症状によってこのような行動を取っている場合があるので注意が必要です。

そんな危険を避けるためにも、犬が体をブルブルさせる理由を知り、どういう場合にブルブルさせてたら危険なのかを理解しておきましょう。ということで、今日は犬が体を振るう理由をご紹介しますので、もし愛犬の状態と似ていることがあれば動物病院に連れて行ってあげてください。

犬が体を振り回す5つのワケ

先ほども少し触れましたが、この行動には色々な理由が隠されているので、まずはそれを行う頻度と状況を確認するのが大切です。そして何かの病気の症状と併発していないかなども確認しましょう。

お風呂上がりにブルブルする?

おそらくこれが最も一般的な犬ドリルでしょう。お分かりの通り、お風呂を入ったり雨の中散歩したりして濡れてしまった体を乾かそうとしているのです。どうやらこれは効果的な方法なようで、体についている水のおよそ70%を落とすことが出来ると推定されています。

さて、犬が本能的に濡れた体を乾かそうとするのにはいくつかの理由があります。まず、毛皮がたくさん水を含んだ状態だと体が重くなり、動きづらくて不快です。しかし体を振って水を飛ばすことで、瞬時にそんな不快感から解放されるのです。

プールで水を落とす犬 振り回す

また、ワンちゃんは暑い日には特に水浴びをして体をリフレッシュさせたがります。ですが、だからといって長い間水に浸かっておきたいと思っているとは限りません。暑さと湿気が混ざり合うと、毛皮が一種の温室効果をもたらして、とても不快になるのです。

さらに、暑さと湿気はバクテリアや真菌、酵母菌などの活動を活発化させるので彼らの健康にも悪影響です。ですので、もし愛犬が濡れてしまった場合には(特に耳周りは)出来る限り乾かしてあげるようにしましょう。

体を振るだけじゃなく、かきむしっている?

何もないのに体を振っているだけじゃなく、例えば地面に体をこすりつけたりして自分を掻きむしっているのであれば、もしかしたら寄生虫がついているのかもしれません。例えば、血から栄養素を摂ろうと企むダニやノミにとってワンちゃんは格好のターゲットです。しかもそんな寄生虫は、痒みをもたらすだけじゃなくアレルギーや炎症、もっと深刻な感染症をもたらす危険性もあるのです。

そんなリスクを避けるためにも、定期的に動物病院に行って寄生虫対策を受けるのはとても大切です。また動物病院だけなく、ペットショップにも液体タイプやスプレータイプの駆虫グッズや、寄生虫対策に役立つ石鹸や首輪なども売られています。

外でいる時間が長い?

外で過ごす時間が多いワンちゃんは、それだけ花粉やホコリ、カビなどのアレルギー源に触れる機会が多い傾向にあります。そうでなくても、彼らは地面や草むらを転がりまわったりするのが大好きな動物です。

草むらで水を落とす犬 振り回す

そんな遊びをしていると当然体は汚れてきて、そこが痒くなったりするかもしれません。ですので、外で遊ぶのが大好きなワンちゃんは、遊んだ後にそんな汚れを落とそうとして体を振っている可能性があります。

ストレスや不安を抱えていたりする?

精神衛生上良くない環境で暮らしていたり、運動不足に陥っているワンちゃんは、ストレスや退屈などを抱え込んでしまいがちです。そういったワンちゃんにとって、体内に溜まったエネルギーを発散する方法は、体を振るわせる以外に無いことも考えられます。つまるところ、これもストレスが行動や習性に影響を及ぼしているケースの一つと言えるでしょう。

実はストレス発散のために体を振り回すのは、犬によくあることで、なんとかして体の緊張感をほぐそうとしているようです。ですので、もし愛犬がこういった状況で体を振り回していたら、毎日運動させる時間を設けたりして心と体の健康を保つお手伝いをしてあげましょう。

頭や耳を 振り回す ?

一般的に、犬が何かに取り憑かれたように頭を振り回していたら、耳に問題が生じている場合が多いです。原因は感染症や炎症、中耳炎、耳に何かが詰まっているなど様々ですが、とにかく耳の異常を疑ってみた方が良いかもしれません。

ということで、もし愛犬が頭をしきりに振り回していたら、優しく耳をチェックしてみましょう。それでもし何も見つからなかったとしても、念には念を入れて動物病院に連れて行って獣医師に適切な診断をしてもらうことをオススメします。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。