犬にはちみつを与えても大丈夫?

はちみつは犬が食べても大丈夫なのでしょうか?今回は、はちみつの栄養素や、与える際の注意点などを説明します。
犬にはちみつを与えても大丈夫?

最後の更新: 09 11月, 2018

犬にはちみつを与えて良いのかどうか疑問に思っている人もいるでしょう。自然なものなので、害にはなりませんが、いつどれだけ与えるのかによってもその影響は異なってきます。この記事では、はちみつの栄養や犬にはちみつを与える効果、与える際の注意点を説明します。

犬にはちみつを与えてもいい?

厳密に言えば、生きていく上で、特にはちみつを必要とするわけではありません。しかし、食べてはいけないと言うわけでもありません。

犬にはちみつを与えても大丈夫?

はちみつを与えることが問題になってくるのは、その使い方と管理のされ方にあります。はちみつは犬の食事として定期的に与えるべきではありません。さらに、スーパーなどで売られているはちみつは、熱処理をしてはちみつを抽出しているため、ペットに与えるにはふさわしくありません。

熱処理されると、はちみつは自然の性質の多くを失って、代わりにただの砂糖と人工的な炭水化物だけが残ります。精製された砂糖よりは良いでしょうが、進んで食べるべきものではありません。

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はちみつを与える頻度

獣医師たちは、即効性のあるエネルギー源であるためにはちみつを糖尿病のような特定の状況で摂取することを勧めています。また、狩猟犬や体を動かすことが多い犬に与えることもできます。

毎日の食事の1部でない限り、はちみつを摂取するのは悪くありません。おやつにはちみつを塗ってたまにあげるのも良いでしょう。はちみつはミネラル、ビタミン、抗酸化物質が豊富なため、自家製の犬用ビスケットの成分として加えることもできます。

人間の赤ちゃんと同様、子犬もはちみつを食べることができません。なぜなら、ボツリヌス菌(学名:Clostridium botulinum)と呼ばれる細菌を含んでいるからです。この細菌が体の中に入ると、腸内で神経毒を生成し、消化器系及び神経系の両方に悪影響を及ぼします。

特に犬が18ヶ月未満の時は気をつけてください。その期間が過ぎると、感染性病原体に打ち勝つのに十分な免疫システムが確立されるでしょう。

具体的にどれくらいのはちみつを与えて良いのでしょうか?それは犬の体重によって異なります。

14キロから18キロ。1週間に1/2ティースプーン

18キロから28キロ。1週間に1ティースプーン

28キロから38キロ。1週間に1〜2ティースプーン

アレルギーを持っている可能性があるので、初めてはちみつを与えるときには十分に注意を払ってください。

アレルギーがある場合は、嘔吐し、下痢を起こし、非常に強いかゆみを起こすでしょう。このような症状が見られたら、すぐにはちみつを取り除いてください。

はちみつのもたらす治癒効果

アレルギー反応が見られない場合は、体重にあった量のはちみつを与えてください。はちみつには様々な良い効果があります。

花粉アレルギー反応を減少させる

昼寝する犬 はちみつ

犬には花アレルギーが見られる場合、はちみつは症状を軽減するのに役立ちます。はちみつには花粉粒子が含まれているので、花粉に対する免疫を獲得させてアレルギー反応を抑えることができます。

咳を沈める

人間の場合と同じように、はちみつには喉の痛みを和らげる作用があるために、風邪の症状を軽減するのに役に立ちます。

傷を癒す

喧嘩したり、遊んでいる最中に怪我をした場合、傷口にはちみつを塗ってやると良いでしょう。はちみつには抗生物質と消毒剤の効果があります。

胃腸の問題を軽減する

消化不良、大腸炎または胃炎などの症状に悩んでいる場合は、はちみつが役に立つでしょう。その抗菌特性のおかげで、胃と腸の微生物の成長を制御します。

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