歯石をキレイに掃除する方法

私たち飼い主が怠りがちなのが、飼い犬の「口内ケア」です。
歯石をキレイに掃除する方法

最後の更新: 30 8月, 2018

ワンちゃんの歯の手入れをしないでいると、感染症など様々な問題を引き起こしてしまいます。犬の口内環境を清潔に保つことはとても大切なので、今回は犬たちの歯石をキレイに掃除する方法をお教えしましょう。

歯石とは

人間と同じく犬の口の中にも、食べかすからプラークを形成するバクテリアが存在しています。これらが歯石のもととなり、歯茎の隙間から口内全体に広がることで感染症などの病気を引き起こすのです。

犬楽しそうに歯磨き中

歯石は一度できてしまうと歯磨きやその代わりをするお菓子などでは簡単に除去できず、獣医に診てもらう必要が出てくるため、まず歯石を作ってしまわないことが一番です。一方で中には、歯石のできやすい犬種がいることも知っておきましょう。

  • 体の小さな犬 歯のエナメル質が他の犬種に比べて弱く、また小さな歯が隙間なく生えていることから掃除のやり難さもあり、歯石ができやすいです。
  • 短頭犬種 頭が短いことで歯と歯の隙間が狭くなり、こちらも掃除がしにくくなりやすく、歯石ができてしまいがちなのです。
  • 5歳以上 それまでに歯石予防の措置を何もとっていない場合、5歳を超えると歯石がよくできてしまいます。

歯石による問題

歯石の蓄積によって引き起こされる問題はいくつもあります。

  • 口臭 歯石ができるということは、口内環境が悪いということを表しています。離れていても気付くほど、臭いは酷くなるでしょう。また見ただけでは分からない別の病気の前兆であるかもしれないため、受診はするべきです。
  • 歯肉炎 この病気になると、歯茎は赤くなり腫れ始めます。そして少しずつ歯と歯茎が離れていき、最終的には歯が抜けてしまうのです。
  • 歯周病 口臭や歯肉炎とセットで現れることが多いです。歯石の蓄積により口内の再生を始め、最低でも歯が抜けていき、目や鼻にうつってしまう感染症を口から通してしまうことになります。
  • 感染症 心臓・腎臓・腸など主要な内臓に感染症をきたしてしまう危険性も出てきます。

歯石を防ぐために

歯石の沈着が大事に繋がると知った今、どうすればその歯石の発生を防ぐことができるのでしょうか。では、今からその方法をお教えしましょう。

犬すごい見かけで歯磨かれ中

「攻撃は最大の防御」とはよく言います。犬たちに歯石が現れてしまう前に除去(攻撃)してしまうことで、後に困ることなく、犬たちも清潔な口内環境で安心して生活を送ることができるのです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。