ロックダウン中に獣医さんに救急で行くべき状況を知ろう

07 4月, 2020
ペットの飼い主の多くが自宅待機期間中に獣医さんに緊急で行かなければならない状況になったらどうすればいいのかと思っていることでしょう。幸い多くの国ではすでにこれについて考えられており、必要である限り獣医さんにペットを連れていくことは正当な行動だとされています。
 

救急で動物病院に行かなければならないという事態は思いもしない時にやってきます。それはロックダウン中かどうかに関わらずいつでも起こるのです。なのでペットを飼っている方なら、常に準備をしておく必要があります。つまり法を犯して罰金をとられてしまうことがないようにガイドラインを理解しておくことが大切だということです。

今回はこの問題についてより詳しく、役に立つアドバイスをご紹介します。もちろんこのアドバイスは必ずしも専門家の各ケースに対する意見にとって代わるものではないので注意してくださいね。

自宅待機の要請が出ている中でも犬の散歩が例外であるのと同じように、緊急事態に獣医さんに行くことも許可されています。しかし、それが緊急事態なのかどうかを判断するのが難しいことも多いものです。また、ソーシャルメディアで当局が投稿していることなどにも注意を払う必要があります。

ロックダウン中の救急動物病院

状態の深刻さによって患者を分類するシステムのことをトリアージと言います。このシステムはとても有効で、命が本当に危うい患者を優先するのに役立つことが証明されています。獣医さんもこのシステムを利用し、最も危ない状態の動物からケアを行うようにしています。

ロックダウン 獣医
 

このため、腰の痛みなどから救急の治療を受けようとしても、何時間も待つことになるかもしれません。これに対してイライラしてしまうかもしれませんが、待ち時間が長くなるのにはそれ相応の理由があるのです。

この基準に従って、患者は5つのレベルに分けられます。

5.緊急ではない:患者の命に別状はなく、問題が非常に軽い場合。例えば筋肉の痛みなど。

4.緊急性が低い:とりあえずは患者の命に危険はない場合。例えば胃腸炎など。

3.緊急:緊急のケアが必要な深刻な状況ではあるが、バイタルサインは安定している場合。例えば手足の骨折など。

2.緊急性が高い:患者の健康状態が非常に危険な状態にあるため、安定させることが必要な場合。例えば深い切り傷で多量出血が起こっているなど。

1.蘇生が必要:バイタルサインがなく、最優先の患者。例えば心臓発作など。

これが広い意味での患者の健康状態を分類するシステムです。この緊急性のスケールを使って、緊急のケアに関しては意思決定が行われているのです。

どのレベルだと救急に行く必要があるの?

一般的に、レベル1、2、3が明らかに救急動物病院に行く必要があるレベルです。時にはレベル4に分類される場合も緊急のケアが必要なこともあります。

レベル5の場合で緊急のケアが必要なことはありません。ですので、獣医さんから特別な指示がない限り、トリアージレベル5にあたる動物が、ロックダウン中に救急の治療が必要だとされることはないでしょう。とはいえ、獣医さんはこれらの指標を参照しつつ、異なる現実の状況を見ながら治療を行っています。

 

ロックダウン中、獣医さんに行くタイミング

ペットの飼い主として、ペットの状態が本当に危ないのかどうかを判断するのが難しいこともあるでしょう。不安なら、信頼できる獣医さんに相談すべきです。専門家の先生があなたの提供する情報を元に緊急のケアが必要かどうかを判断してくれるでしょう。

では、ロックダウン中にあるかもしれない状況や、それが緊急のケアを必要とするかどうかについて見ていきます。

緊急でない状況

一般的に、脱毛症やにきびなどの皮膚の問題がこれに含まれます。これはペットにはよく起こることで、深刻な健康問題を示すものではありません。

また、咳やくしゃみなどの呼吸器系の問題もよくあります。これらの症状が長時間続かない限り、皮膚の状態と同様一般的には救急で獣医さんに行く必要はありません。

自宅待機中には、下痢もよく起こります。おそらく家で過ごす時間が増え、ペットと一緒にジャンクフードを食べてしまうことが増える傾向にあるためでしょう。

ペットの下痢の原因はたいていの場合自然に治り、数日で良くなります。ですので、一般的には緊急のケアは必要ではありません。しかし、老犬や子犬、関連する病気を持っている犬、長期間続く下痢などの場合は例外です。

診療を必要とする緊急の状況

ロックダウン 獣医
 

診察が必要な状況については、例えば以下のようなペットに深刻なリスクをもたらす状況を指します。

  • 深刻な胃腸の問題:下痢が数日続き、嘔吐を伴ったり体は弱ってきているなどの場合は緊急のケアが必要かもしれません。
  • 事故:事故は獣医さんの救急に行く理由になりえます。例えば、小さな切り傷も診察してもらって消毒しなければなりません。また、破傷風にならないように必要な処置を施してもらう必要もあります。
  • 異物や有毒物質を飲み込んでしまった場合:ここ最近の状況のために運動量が減っているので、ストレスのせいでおかしな行動をとるペットもたくさんいます。この状態のために消化できないものを誤飲してしまうこともあるかもしれません。
  • 気絶:少しの間でも気絶したり意識を失うということがあれば、獣医さんの救急にかかるべきでしょう。そしてペットの健康状態と行うべき治療を決めなければなりません。
  • 熱/体の衰弱:健康状態が悪化したり、熱があったりする場合は、獣医さんに診てもらった方がいいでしょう。その状態が1日以上続いている場合は特にそうです。

これらはペットと家にいる時に起こりうる最もよくある状況の例です。しかし、まだまだ他にもいろいろな状況があります。

繰り返しになりますが、いかなる状況においてもベストなのは、獣医さんに連絡し、緊急の処置が必要かどうか指示を仰ぐことです。