雨の日のお散歩:あなたならどうする?

雨の日のお散歩:あなたならどうする?

最後の更新: 12 7月, 2018

雨の日のお散歩で一番大切なのは一般的な常識を持って考えてあげることですが、ウォータープルーフのドッグウェアを着せてあげることも一つの手ですね。

雨の日のお散歩に行くか行かないかは、ワンちゃんの性格によって違ってきます。嵐の中でも走り回るほど元気いっぱいのワンちゃんもいれば、ストレスを感じて怖がってしまうワンちゃんもいます。

通常は毎日お散歩に連れて行く必要があり、その理由はたくさんありますが、その一つは、言うまでもありませんが、オシッコやウンチをするためです。

外に出ることが習慣になっているワンちゃんが外に出られないと、不安になったりソワソワしてしまったりします。その場合は、しっかりと雨対策をして外に連れて行ってあげましょう。

雨を眺める犬

 

雨の日のお散歩を楽しむヒント

お天気がイマイチの日だからこそ、お散歩中に悪い子にはなって欲しくありませんね。そのためにも、ワンちゃんにとって雨のお散歩が楽しい経験になるようにしてあげましょう。ドッグトレーナーによると、雨の日に雨対策をし過ぎたり、嫌がっているのに無理やりにお散歩をさせたりするのはよくないと言います。お散歩に行くか否かは最終的にはワンちゃんの判断になりますが、不快感を軽減するのにできることはたくさんあります。

  • お散歩の場所は慎重に選ぶ。濡れるのを嫌がるワンちゃんでしたら、ワンちゃんとあなたが濡れにくい場所を選びましょう。例えば木々がある場所や建物の張り出した部分がある場所です。また、泥だらけにならないように、地面が土じゃない場所を選ぶのもいいでしょう。
  • 正の強化を使う。犬はご褒美が大好きです。ご褒美がもらえると分かっていれば飼い主の指示にも従いやすくなります。雨の日はお散歩をすることでご褒美がもらえるようにしておくこともアイディアです。
  • ポジティブでいる。どんなに土砂降りでも飼い主のあなたがポジティブで落ち着いていることで、ワンちゃんもそれを感じ取ります。「今この瞬間」を楽しむようにしましょう。
  • 放置しない。当たり前のようなことですが、どんなことがあってもお天気の悪い日は犬を一人にしてはいけません。
  • お散歩から帰ったら乾かす。 家に戻ったらすぐにワンちゃんを乾かせるようにタオルを用意しておきましょう。毛が多いワンちゃんならなおさらです。見落としがちな手足の裏は濡れたままになりやすいので注意してください。
  • 頻繁にお風呂にいれない。湿気が多い雨の時期は、頻繁にお風呂に入れるのはあまりおすすめできません。毛が乾くのに時間がかかる犬種もあり、濡れている状態が長時間続くのは健康によくありません。この場合、低刺激のシャンプーを使いましょう。
犬のお風呂

 

雨の日のドッグウェア

最近は次のような雨の日のドッグウェアもたくさん売られています。

  • ウォータープルーフウェア:通気性は大切ですが、何よりも着心地がよく、動きやすいことが大切です。これがあれば、あの濡れた犬の嫌な匂いともおさらばです。
  • レインコート:多くのレインコートにはマジックテープと反射テープが付いているので、遠くからも見えやすく安全です。
  • ウォータープルーフブーツ:犬の手足の指の溝は冷えや湿気で炎症を起こしやすいですが、ブーツは指の間に湿気がこもってしまうのを防ぎます。ブーツが好きなワンちゃんは少なく、だいたいは脱ごうとしますが、そのうち慣れてきます。ブーツはプラスチック製やネオプレン製のものが多いです。
  • 帽子:帽子は雨がに入るのを防いでくれます。魚釣りをする人がかぶる帽子と似ていて、カラーバリエーションが豊富です。ラテックスとプラスチック製です。
  • トレーラー:トレーラーは自転車の後ろに取り付けられ、雨除けが付いていることが多いです。
  • 傘:傘は軽く実用的です。犬のハーネスに装着可能です。

健康問題

雨の日のお散歩に問題はありません。ワクチン接種を受けていて、栄養をしっかりと摂っている健康で元気な犬でしたら、雨で濡れても問題はありません。しかし、老犬や子犬には次のような問題が起こる可能性があります。

  • 肺炎。寒い日に長時間外にいると、下気道と肺に重度の炎症を引き起こす可能性があります。
  • 肉球へのダメージ。ワンちゃんの手足の裏は丈夫でどんな地面でも歩けそうに思えますが、実際はとてもデリケートなのです。湿ったままだとカビが生えたり炎症が起きたりします。
  • 毛玉ができる。毛の長いワンちゃんは、雨に濡れると毛が絡まってしまうことがあります。この場合は、定期的にブラッシングをするといいでしょう。
  • 皮膚のトラブル。幸いなことにワンちゃんには保護をしてくれる皮膚の層があります。しかし、雨に濡れすぎると肌が乾燥し過ぎてしまうこともあります。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。