中性化手術は受けさせるべき?
ペットの 中性化手術 に対する不安や疑問を持つ人は少なくありません。しかし、中性化をさせることが犬たちの健康の維持、過増加の防止、殺処分個体数の抑制、そして飼育放棄の抑止に繋がっているのです。
中性化手術
どんなに単純な手術でも、必ずリスクを伴うので中性化を躊躇ってしまう人が多いようです。
しかし実際、中性化手術によって何かしら問題が起こるということは滅多にないということ、そしてペットたちの術後の回復が早いということは知っておくと良いでしょう。オスの場合は睾丸、メスの場合は卵巣と子宮の切除が行なわれます。
中性化手術を実施する時期として最も理想的だと考えられているのが、生後6~8か月の時期です。 手術を受けることができるレベルまで身体的に成長し、かつ生殖機能はまだ完全ではないからです。
手術を受けさせるかどうかで迷っているのであれば、このサイトの記事を参考にしてみてください。。大切なのは、正しい情報をもとに自分の答えを導き出すことなのです。
中性化の重要性
ブリーダーになろうと考えていたり、特別な理由があって子孫を残させようとしているのでなければ、飼い犬の中性化を強くお勧めします。
飼い主とはペットに関する全ての責任を負うべき存在です。子犬が欲しいわけでもないのに産まれてしまったらその子たちを一体どうするのでしょうか? 捨てたり殺処分するわけにはいけないのですから。
専門家や実際にペットに手術を受けさせた人、受けさせていない人など、いろいろな人の意見を聞いてみると良いでしょう。目的によっては、考え方や答えは一つではありません。
手術を実施するかどうかを最終的に決めるのは、ペットの全責任を負っているあなたです。正確で間違いのない情報をもとに、愛犬の未来を決定してあげてください。
オスに手術を受けさせる利点
- 性格に変化はありませんが、より大人しくなります。
- 縄張り意識、支配性が弱まります。また、他の犬に対して攻撃的になることがほとんどなくなります。
- 逃げたり、家からいなくなることが少なくなります。ひとりで外に出て行くのは、主にメスを探すためだからです。
- 生殖器に腫瘍などの病気が発生する可能性は低くなります。また高齢になってどこでもおしっこをしてしまう、ということもほとんどなくすことができます。
- 生殖機能を持っていることによるストレスがなくなることで、健康でいやすくなり、寿命も延びることが多いです。
メスに手術を受けさせる利点
- ホルモンによる影響が抑えられることで、激しい躁鬱の変化やパートナー探しのための家出が起こりにくくなります。
- 生殖器だけでなく、乳がんにもなりにくくなります。
- 想像妊娠をすることがなくなります。
- 月経が起こらなくなり、生理用品の必要がなくなります。
その他
犬たちは、生殖機能が発達しきる前に中性化されると、よりフレンドリーで愛らしい性格になってくれることが多いです。また、マーキングを行なう頻度も少なくなります。
さらに、手術を受けた犬たちは太りにくくもなります。もっとも、飼い犬の年齢・体格・性格に合った量の食事と十分な運動を欠かさず与えていれば、肥満になることはあり得ないのですが。
中には、中性化手術を無料、そうでなくても低額で実施してくれる団体なども存在しています。手術代のことが気になっているのであれば、シェルターや動物センターで相談してみることをお勧めします。
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