動物の目の検査について

予約をすれば待つことなく定期健診を行ってくれるでしょう。ですがそれ以外にも、緊急でペットを病院へ連れて行き、目の検査を受けさせなくてはいけない状況があるかもしれません。
動物の目の検査について

最後の更新: 04 2月, 2019

人間と同じように動物もまた「眼科」にかかる必要があるかもしれません。犬や猫も結膜炎や白内障、緑内障になります。だからこそ目の検査をするのは大切なのです。

動物の目の検査を定期的に行うようにしていますか?例えば、ダルメシアンなど多くの動物が視力の問題を抱えていることを考えれば、検査は然的なことですよね。動物の目の検査の重要性については、今日の記事で詳しく見ていきましょう。

動物の目の検査って?

動物の目の検査とは、基本的に視力の検査をして目の状態を調べるものです。

視力検査は光を使った検査、手の動き、物体を使った方法で行われるでしょう。動物はきちんと見えていれば物体に対して刺激を受けますが、反応がないようなら視力を失っている可能性もあります。

オウムと男性

また涙からの分泌物などを調べることもあります。目のレンズを調べ、眼内圧を検査するのです。

動物の目の細かい検査

動物の目の検査は極めて複雑です。まぶた、眼瞼(がんけん)下垂、睫毛乱生(逆さまつげ)、眼瞼炎、腫瘍などをチェックします。これは動物の視力や健康に影響を与える可能性があります。

潰瘍の有無については角膜を丁寧に調べます。目自体は虹彩やレンズ、角膜、房水の状態を調べる検査をします。

動物の目もまた様々なコンディションを抱えていますし、怪我をすることもあります。だからこそ、動物も人と同じく目の検査をすることが必要なのです。

目の検査を受けさせる理由

予約をすれば待つことなく定期健診を行ってくれるでしょう。ですがそれ以外にも、緊急でペットを病院へ連れて行き、目の検査を受けさせなくてはいけない状況があるかもしれません。

目やにを出す猫

例えば、ペットの目に炎症が見られた時、多量の目やにがある時など何か普通とは違うと感じたらすぐに獣医に診てもらいましょう。痛みを感じているような時や、目を引っ掻こうとしている時も要注意です。診察をためらわないようにしてください。

獣医の元に連れて行く、ということは目の周りの怪我や視力のトラブルがあるかもしれないと考えている時だと思います。家族の一員である大切なペットを毎日よく観察していれば、すぐに変化に気がつけるでしょう!

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目の怪我は意外に多い

目の怪我といえば、やけどや打撲、角膜の問題、眼球の怪我などが一般的でしょう。あなたの大切なペットの身にも降りかかるかもしれない健康問題でもあります。他の犬や猫に目をひっかかれた、石が当たった、有毒な物質に触れたなども目の怪我として起こりうる問題です。

こういったことが愛犬に起こったら、すぐに犬用の目薬を点し、症状を緩和しましょう。ですが、やはり獣医に診てもらうことが大切です。定期的に健診を受けさせたおかげで目の機能を失わずに済んだペットは大勢います。

休む犬 動物 目の検査

また、目の検査は他の病気の発見にも役立つかもしれません。例えば緑内障は、糖尿病の症状である場合もあります。つまり、目の検査を受けることは、目の健康のためだけでなく、体全体の健康のためでもあるのです。

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ペットが目の怪我をしてしまったら?

獣医の診察を受けずに自己判断で治療をしようとするのはやめましょう。まずは目の怪我をしたペットを獣医に連れて行き、検査を受けさせましょう。

また予防もキーポイントです。早期発見したいのであればペットの様子を日々気遣い、観察することが大切です。過剰な目やにや涙は怪我や病気のサインかもしれません。

衛生状態に気をつけることも予防の一環です。ペットの目の周りの毛が長すぎて目の邪魔になっているようであれば、ペットサロンでカットしてもらいましょう。土やほこりが毛についたままになっているのも病気のリスクをあげる原因となりかねません。


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