犬がケガした時にそのまま舐めさせてもいいの?

犬の唾液を化学分析してみると、抗菌作用のあるプロテインを含んでいることがわかります。ですから色々なケガや傷跡を治してくれるのです。けれど、唾液には状況を悪化させてしまう菌も入っています。
犬がケガした時にそのまま舐めさせてもいいの?

最後の更新: 29 10月, 2018

犬や他の動物は、体の痛みやかゆみを抑えるためにケガをした部分を舐める習性があります。でも、飼い主として、犬が ケガ した時にそのまま舐めさせてもいいのでしょうか?

科学でもまだ証明されていない問題

他のどんな問題と同じように、科学者たちはこのことについて一つの結論に未だ達していません。絶対的な答えはないのです。今日確実な真実だと思われていることが、明日は時代遅れな考えになっているかもしれません。

今のところは犬の唾液には治癒能力があるということが証明されていますが、その一方で傷口から感染症を引き起こしてしまうバクテリアも含んでいることがわかっています。なのでとりあえずは、愛犬には自分の傷口を舐めるのを止めさせて獣医に診てもらった方が良いでしょう。

犬に傷口を舐めさせるメリットとデメリット

犬の唾液を化学分析してみると、抗菌作用のあるプロテインを含んでいることがわかります。ですから色々なケガや傷跡を治してくれるのです。けれど、唾液には状況を悪化させてしまう菌も入っています。傷が深い場合は特にそうです。

さらに、常に舐めていることによって傷口が湿っている状態だと、傷口が塞がるのに時間がかかる可能性が高いです。また、衝動的に傷口を舐めてしまい、もっと体を痛めてしまうこともあります。

犬のケガの手当の仕方

傷が浅い場合、プロの指示に従って飼い主が自分で手当てすることができます。飼い犬の肌にあった消毒薬と、必要であれば薬とその投薬量を教えてくれます。

けれど、傷が深かったり傷以外の症状が見える場合には、直ぐに獣医に診てもらいましょう。

その場合、何があっても傷口を舐めさせてはいけないので、包帯やガーゼなどで傷を覆いましょう。そして、犬がそれを自分で取ろうとしないようにちゃんと見てましょう。自分で取ってしまうのであれば、エリザベスカラーを使わなければいけません。

ケガ :犬の唾液

最近の研究によると、犬の唾液は一緒に住んでいる人間の免疫力を高めてくれるそうです。例えば、人間のアレルギーを防いでくれる力を持っています。

コロンビアでは、ククタのサンタンデール大学の生徒の論文によって、唾液には治癒能力のあるバクテリアの成長を抑制させる効果があることがわかりました。

さらに、アリゾナ大学の研究では、犬の胃の中の微生物は人間の体にとってプロバイオティクス効果があることが発見されました。これは犬の唾液を通して体内の細菌フローラを強化してくれます。

とりあえず今のところは、犬に傷口を舐めさせるべきではない

簡潔に言うと、犬の唾液には抗菌作用があるということは誰も反論できない事実です。しかし、絶対に有害ではないとは誰も言っていません。

ですから、犬には自分の傷口や、ほかの犬や人間、特に子供の傷口を舐めさせるのはやめた方が良いでしょう。

自然の力がどんなにすごくて、犬が自分を舐めるのは傷を治すための本能から来るのだと信じていても、裏を返せばそれが痛みや不快感を和らげる「唯一」の手段だからやっているのだということでもあります。

動物王国では、科学界の新しい発見や発明を常に紹介してきますのでお楽しみにしていてくださいね。

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