愛犬に接種させなきゃいけないワクチンは?

愛犬に接種させなきゃいけないワクチンは?

最後の更新: 06 8月, 2018

定期検診に行くなどして、ペットの健康を管理するのは大切ですが、その中でもワクチン接種は必要不可欠と言えます。というのも、場合によってはワクチン接種で死に至る病気を回避することだってできるのです。

そしてワクチンを用いる事で、愛犬は成長するにつれてより強固な免疫力を作り上げていくのです。

ワクチンのメリット

注射されている犬

ワクチンとは、免疫システムを支える抗体を作り出す抗原です。

ただその効果は一時的ですので、ある程度の時間が経ったらまた打ち直す必要があります。

また、ワクチンは絶対にプロの獣医師さんから打ってもらいましょうその際にお医者さんが、ワクチンの効果を最大限に発揮させる為、定期ワクチンのスケジュールを作ってくれると思います。

ワクチンで予防できる病気

ご覧の通りワクチンはとても重要ですが、だからと言ってこの世の全ての病気に対する予防摂取をする必要なんてありません。お住いの国によって流行りの病気も変わりますので、是非チェックして下さい。

ペットが摂取すべきワクチンを理解しておくのも、いわば飼い主の使命のようなものです。

スペインでは

スペインでは「愛犬にワクチンを接種していないから」といってすぐに罰金、とはなりません。しかしほとんど全ての地域で接種指示が出ていますので、まずは市役所などに問い合わせてみてください。

  • 生後半月から1ヶ月の子犬:パルボウイルスワクチン、犬ジステンパー、多価ワクチン二種
  • 生後2ヶ月:多価ワクチン
  • 生後3ヶ月:多価ワクチンの追加投与、狂犬病。(ちなみにマイクロチップを埋め込むのも通常このぐらいの時期です)
  • 生後1年:多価ワクチンの再接種、狂犬病ワクチンの追加投与
  • その後一年おきに:多価ワクチンおよび狂犬病ワクチンの再接種

重要なワクチン

スペインでは、六価もしくは八価の多価ワクチンと狂犬病ワクチンが最も重要なワクチンとされています。多価ワクチンは生後45日程度に一回と、それぞれ生後2、3、4ヶ月に一回ずつ接種する必要があります。

一方、狂犬病ワクチンは生後半年になってから打つ事になります。

また生後1年が経つと、一年に一回のペースで多価と狂犬病ワクチンの両方を打つ事になります。

このスケジュールに従うことで、愛犬を病気から守れるというわけです。

ところで、ワクチンって何?

ワクチンとは愛犬の体の中に注入できる抗原の塊です。それによって体の免疫システムは刺激され、病原体と戦う抗体を作り出すのです。

つまりワクチンも体に害を及ぼさないだけで、ほとんどウイルスみたいなものなんです。

しかし、とにかくこれによってワンちゃんは抗体を作り出せるようになるので、本当のウイルスと接触した時に、体が戦ってくれるのです。

ワクチンの必要性

ワクチン接種を怠ると、子犬であろうと成犬であろうと致命的な病気が発症するリスクだけでなく、他の犬にそんな病気を移すリスクも大きくなります。

想像してください。自分の愛犬が、ワクチンをまだ摂取してなかったり免疫システムが弱っているワンちゃんに病気を移してしまいかねないのです。

つまり後々大きな問題に発展する可能性もあり、当然その際のペナルティは非常に大きいものになります。例えば、愛犬がどこかに連れていかれて隔離される事だってあり得るのです。

もしまだ愛犬がワクチン接種をしていないのであれば、まずは外出や他の犬とのコンタクトを避けるようにしてください。

というのも免疫力の弱い状態では、他の動物のオシッコや虫でさえも命取りになりかねないのです。

ワクチンの副作用

医師からワクチン接種を受ける犬

ワクチンによる副作用は多岐に渡り、痛みや発疹、炎症やしこりが現れたりなど様々です。

また時には、風邪や胃腸病、呼吸器や皮膚の状態の悪化、心臓の問題に発展する事もあります。

ですので、通常ワクチンの研究は何度も試行錯誤を繰り返し、どんな副作用が起こり得るかを徹底的に調べています。

また、スペインが公式に定めている定期ワクチンに関しては、特に厳正な審査を経ている為、愛犬の健康はある程度保証されていると言えるでしょう。

結論としては、やはりワクチン接種は病気の予防に役立つと言えるのではないでしょうか。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。