肢端舐性皮膚炎とは一体なに?

18 10月, 2018
愛犬が自分を絶え間なく舐め続けていませんか?
自分の体を取り憑かれたように舐める犬がいますが、これは 肢端脂性皮膚炎 の典型的な症状です。通常、幹部は足で、傷になるまで舐め続けるでしょう。
絶えず舐め続ける事で、肌は腫れ上がり、患部はいずれ硬くなり始め、毛包やアポクリン腺(汗をかくところ)が破壊されます。そして、バクテリアによる感染症の危険性も高まるのです。
この症状の治療は通常長期間に及び、またペットと飼い主両者にとって心地の良いものではありません。もしこの症状が医師によって診断された場合、すぐに治療にかからなければなりません。

症状と発症要因

犬の肢端舐性皮膚炎の主要な症状は、取り憑かれたようにずっと患部を舐め続ける事です。時には中程度〜高程度の力で患部を噛みつく犬もいます。
鼻を舐める犬 肢端脂性皮膚炎

すると、短期間(数時間程度)で傷が現れ始めます。また、最初に発症してから、この舐めたり噛んだりする習癖が身につくまで数週間かかる可能性もあります。

この病気の発症要因は様々です。
  • 環境的要因に対する、又は特定の食べ物に対するアレルギーによって起こる痒み
  • 皮膚上でバクテリアや、真菌、寄生虫、ダニが活性化している。
  • 虫刺され。
  • 痛みを伴う、関節における外傷(骨折)
  • 関節炎。
  • 時には、ガンが起因している可能性もあります。
  • ホルモン障害。
  • 強迫性障害(OCD)等の心理的要因
  • ストレスや退屈、不安
  • 常同症(意味のない行動を繰り返す。狭いスペースやシェルターに閉じ込められている犬はこれが発症しやすいとされています。)

犬種と遺伝的要因

今の所、遺伝的要因と肢端舐性皮膚の関連性は科学的に証明されていませんが、統計的に特定の犬種は肢端舐性皮膚をより発症させやすい傾向があります。

発症しやすいのは、ほとんどが大型犬です。

  • ジャーマン・シェパード
  • ゴールデン・レトリーバー
  • スパニッシュ・マスティフ
  • グレートデーン
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ドーベルマン

診察と治療

ほとんどの飼い主が、症状がかなり進行した段階で動物病院にペットを連れて行きます。しかし、時間が経過した後だと診察だけではなく治療も極めて難しいものになります。

この場合医師はまず外傷を診察する事になりますが、これでは、どちらの症状が先に発症したのかが突き止められません。舐めて傷になったのか、傷があるから舐めているのかが分からないのです。

不必要に診察が複雑になるのを避けるためにも、愛犬が取り憑かれたように体を舐めていたらすぐに獣医師に相談しましょう。また、ペットの足が常に湿っている事に気付いた時もそうしてください。

犬の肢端舐性皮膚炎の場合はあらゆる要因によって引き起こされる為、その治療法も様々です。すなわち医師としても、治療法を提示する為にまず何が主要因で何が副作用なのかを突き止める必要があります。

症状をコントロールする

あなたがまずすべきことは、症状をコントロールすることです。つまり、愛犬が自分を舐めるのを防ぐことで、少なくとも傷は回復に向かいます。ペットコーンとも呼ばれる「エリザベスカラー」を用いて、患部に触る事を止めさせられるかもしれません。また、バンドエイドなどで傷を覆い、接触から守る事も出来ます。

しかし完全に習癖を矯正する為には、それが身体的・環境的・心理的要因であろうとなんだろうと、やはり根本の原因を取り除くしかありません。
肢端舐性皮膚炎と診断されたら直ぐに、他の専門家が必要となるでしょう。理想では、ペット専門の皮膚科医と犬の行動学者に愛犬の容態を随時チェックしてもらうのが良いでしょう。
体を洗う犬 肢端脂性皮膚炎

肢端脂性皮膚炎 の発症から愛犬を守る方法

全ての犬とその飼い主は、厳しい衛生管理を行うべきでしょう。バクテリアや真菌、ダニや寄生虫などとの接触を減らすことは必要不可欠です。また、愛犬の日常におけるストレスの原因や突然の変化などの負荷を減らす事も大切です。

ゴールデン・レトリーバーやボクサーといった犬種は、エネルギーを発散する為に多くの肉体運動を必要とします。これがなければ、退屈になるだけでなく極めて強い不安感に見舞われます。

ジャーマン・シェパードなど他の犬種は、散歩や走り回ったり飛び回ったりする必要はありませんが、彼らもまた退屈から抜け出してリラックスできる精神的衛生を必要とします。