ワンちゃんの突然死の主な原因

ワンちゃんの突然死の主な原因

最後の更新: 21 9月, 2018

ペットの死はとても辛い経験です。心の準備も出来ていないのに突然死んでしまったら、さらに辛いものになるでしょう。確かに、犬にも人間にも同じように突然死のリスクは存在します。でも未然にそれを予防できるかもしれないという、一筋の希望もあるのです。

突然死と心臓には深い繋がりがある

ペットの突然死と一言で言っても、色々な原因が考えられます。先天的な問題や、原因不明のもの事故で致命傷を負ってしまったというのも突然死には変わりありません。

しかしその中でも、心臓の健康状態はひときわ重要です。現に不整脈や血餅、心筋症などの心臓の筋肉に影響を与える病気は、突然死をもたらす主な原因とされています。

心筋の拡張は、心臓の血液を循環させるという「ポンプ」としての役割に大きな影響を与えます。これは犬に起こりがちな心臓病なのですが、血液循環が鈍化したり、心拍が乱れたり、心不全を引き起こしたりと大変危険な病気です。またネコの場合は、拡張ではなく肥大性の心筋症になりやすい傾向にあります。

お墓参りをする人

そのほか、血餅が犬の血管の中に詰まってしまい、結果的に心臓発作を引き起こして突然死してしまうといったケースもよく報告されています。

しかし、心臓病というのは早期発見で治療することができますので、命に危険が迫る前に取り除いておきたいところです。そこで役立つのは「どの犬種がどんな病気に弱いか」をあらかじめ知っておくことです。例えば、キャバリア・キング・チャールス・スパニエルという犬種がいるのですが、彼らは心臓の僧帽弁に問題が起こりがちです。

毒物と内出血

大型犬で、しかも激しく衝動的な行動が多いワンちゃんは遊んでいる最中などに、どこかに強くぶつかったりしやすいので、注意して下さい。犬のコミュニケーション方法は人間と違いますので、もし愛犬が内出血などの見えない重傷を負っていても「気づいてあげられなかった」という事がよくあります。

ペットのお墓

特に危険なのは、ワンちゃんが高いところから落ちて体を強く打った時です。そんな時は、すぐに動物救急車を呼んで、愛犬の体を動かさずに救援を待ちましょう。

また毒物に関してですが、動物の中毒症状に関する報告は2016年のアメリカだけでおよそ18,000件に上ります。また、カスティーリャ・イ・リオン州やカスティーリャ・ラ・マンチャ州、アンダルシア州の自治体からの報告によると、スペインでも同年におよそ9,000件もの同様の事案が報告されています。

動物が何らかの毒物を摂取した時には、大抵すぐに症状が現れ始めます。しかも目に見える症状が多いのですぐに気づくことができるでしょう。ですので、何かがおかしいと感じたらすぐにペットを動物病院に連れて行ってください。しかし毒性が非常に強くて、摂取後すぐに死亡したケースもあります。もし愛犬がそんな毒を飲んでしまったのなら、為す術はありません。

もし、毒性のある食べ物はもちろん、愛犬に何らかの脅威になりそうなモノが近くで見つかったなどの噂があれば、とにかく警察に連絡し、愛犬を散歩させる際には必ず「口輪」をつけましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。