猫にもマッサージをしてあげたい!その方法とは?

猫がリラックスをして、マッサージの効果を実感できるように、今回のアドバイスを参考にしてみてください。
猫にもマッサージをしてあげたい!その方法とは?

最後の更新: 01 8月, 2019

マッサージは、現在の獣医学でもリラクゼーション以上のものとして認められています。そのため、猫マッサージの方法を覚えることで、数多くの身体的・精神的な病気を予防することにつながります。愛猫が毎日を健康に過ごせるよう、今回は猫マッサージに関する基本的なヒントをご紹介します。

猫マッサージを覚えるメリット

マッサージは、人間だけでなくペットにも非常に効率的で非侵襲的な治療法として知られています。通常は病気によって引き起こされる痛み、不安、ストレスの緩和として用いられます。また、ペットの健康維持や安らぎを与える方法としてマッサージを行う飼い主もいます。マッサージには次のような効果が期待できます。

  • 日常生活の不安やストレスを軽減
  • 関節痛、変形性関節症、異形成などの筋骨格系疾患の治療と予防
  • シニアになったペットや末期を迎えたペットの痛みの緩和や安らぎの提供
  • 消化器官、腎臓、肝臓の問題による悪影響の予防
  • リンパの流れの促進、免疫系の刺激
  • 問題行動や情緒的障害の改善
  • 体重管理、肥満関連の疾患の対策

安全な猫マッサージの5つのステップ

時間を確保する

最近は、毎日があまりにも忙しいあまりペットとの時間を忘れてしまう人が多いようです。

見つめる猫 猫 マッサージ

マッサージを行ったり猫とリラックスしたりするには、その時間を作る努力が必要なのです。猫マッサージを行う最初のステップは、マッサージという猫と充実した時間を過ごすために時間を作ることです。そうすることで素晴らしいマッサージが行えるだけでなく、猫と飼い主との絆を強くしてくれます。

ちゃんとしたマッサージを行うにはどのぐらいの時間が必要なのでしょうか。それは、マッサージを受ける猫とマッサージを与える人の経験によって変わってきます。猫マッサージの初心者であれば、20~30分はマッサージを行いましょう。経験者であれば10~15分でできるはずです。

猫がマッサージを受けられるように準備する

猫マッサージには忍耐、スキル、そして計画性が必要です。猫に癒しと安らぎを与えるには、単に手を動かしたり置いたりすればいいというわけではありません。効果的なマッサージを行うには状況、環境、そして猫の気分も大切になってきます。マッサージの正確さが欠けていたり準備不足であると、猫には大きなストレスと不快感を与えることになってしまいます。落ち着いた環境を作り、猫がマッサージを受けられるように事前準備を行うことでマッサージの効果を最大限に引き出すことができます。まずは猫がゆったりと安心して横になれる場所を用意します。枕、猫ベッド、マットレス、ブランケットなどがいいでしょう。

マッサージに適した環境 猫 マッサージ

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次に、マッサージを始められるように猫をリラックスさせます。これは話しかけたり歌ったりしてもいいですし、落ち着きマッサージをする雰囲気になるまで一緒にいるだけでもいいのです。

マッサージを始める箇所を決める

猫には触られると気持ちがいい特定の箇所があります。マッサージはその箇所から始めるようにしましょう。気持ちがいい箇所からマッサージを始めることで猫は続けてマッサージを受けたいと感じるからです。ほとんどの猫は耳の後ろやあごの下を触られるのが好きですが、一番気持ちがいい箇所は飼い主が一番よく知っているはずです。一番気持ちがいい箇所を見つけたら、優しくゆっくりとした動きでマッサージを始めます。そうすることで猫はストレスを感じなくなります。

手を正しく置く

より優しい局所的なマッサージを行うには指先を使う必要があると思っている人は多いようです。しかし、これは犬や猫に不安や不快感を与えてしまうため正しくはありません。

指先は頭や顔といったより敏感な箇所を刺激するのに理想的です。猫マッサージを行っているときは、手全体を使い圧力を調節することをおすすめします。特に背中やお腹をマッサージするときは手全体を使いましょう。

猫の反応をコントロールする

動物にマッサージを行うときは、動物の反応に注意しましょう。動物はマッサージされていることが嬉しいと言葉で伝えられないため、反応が本当の感情を表しているのです。

もし猫が立ち上がろうとしたり不快そうにしていたりしたら、マッサージの気分ではないということでしょう。しかし、瞬きをしている、よだれを垂らしている、ゴロゴロ喉を鳴らしているといったことが見られたら、これは気持ちいいというサインです。

マッサージ中に猫が襲ってきたり、引っかいてきたり、噛んできたら、それは刺激が強すぎるということです。その場合はマッサージを終え、猫を落ち着かせるといいでしょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。