チリドクイトグモにご注意を!
チリドクイトグモ:生息地と特徴
正式な科学名はロクソスケレス・ラエタ(Loxosceles Laeta)、南アメリカ大陸に起源を持ち、チリ、ペルー、エクアドル、ブラジル、アルゼンチン、そしてウルグアイなどを中心に生息しています。日本ではいませんが、アメリカ合衆国南部やメキシコなどでも確認されることがあります。海外旅行に行ったときは気を付けるようにしましょう。
脚を広げた状態で、およそ大きさは8~30ミリで表面はザラザラしています。そして通常メスはオスよりも大きいとされています。また、他のクモと違って彼らには目が6つしかありません。そして正面の大きな目2つと、側面にある4つの目でおよそ300度の視角を持っています。
チリドクイトグモの習性と攻撃
チリドクイトグモはほとんどが夜行性で、夏の暑い夜によく出現します。一応、一年中活動してはいますが、気温が低くなるにつれ活発的ではなくなります。また、彼らは暗くて埃っぽい、整理されていない場所などを好み、そこで狩りを行います。
もしどこかで外骨格を見つけたら、近くにチリドクイトグモが潜んでいるかもしれません。というのも彼らは成虫になるまでに3回も脱皮するのです。それだけではなく、巣にも気をつけてください。変わったデザインで、コットンのような質感、そして真っ直ぐ巣を貼るのが特徴です。
彼らはとても用心深い性格で、危険を感じたらすぐに逃げ出し、その逃げ足の速さは時速15kmにも達します。その他にも身を守る方法として、毒を外敵に注入するという攻撃を備えており、この毒はコブラの持つ毒より15倍も有毒で、また硫酸熱傷の10倍の威力を持っているとされています。
治療と解決
チリドクイトグモへの予防策
まず、しっかり掃除するのがクモから家を守る最善策です。普段あまり掃除しない所は特に気をつけましょう。考えてください、テーブルの裏、クローゼット付きのベッドの下、重くて大きな家具の後ろ、天井の角、壁を這う蔦、積まれた薪などの物体の中などです。そして、そういった所を掃除する時には必ず手袋をつけ、強力な掃除機を用いてください。