自分の大親友を「助けた」犬のお話

09 6月, 2018

ただのおもちゃも犬たちにとっては、かけがえのない存在になり得るのです。

あるゴールデンレトリーバーの男の子は、「大親友」であるテディベアのテディが溺れてしまうのだと感じて、一切のためらうことなく、なんと洗濯機から助け出したのでした。彼は、この機械の中から出してあげればテディが溺れなくて済む、と理解していたのです。

飼い主は、テディを洗濯しようとすると、この子が興味深い反応をする、ということで、カメラを設置して撮影していたのでした。

洗ってあげればよりキレイに、そしてもっとふわふわにはなるのですが、その過程で苦しんでいる姿を見るのが耐えられず、「救助」したのでしょう。

おもちゃへの依存

犬たちは多くの場合、おもちゃに限らず身近にあるモノとの間に、不思議な関係性を築くことがあります。自分にとって価値が高かったり、大切に感じるものに対して、依存的になりやすいのです。

先祖であるオオカミたちは野生の中で数少ない食料などの資源を、自分のものであると主張することで守ってきました。身分が上の相手が所有するものに、下の者は手を出さないのです。

飼い主がおもちゃを取り上げてそれを犬に返さない、という行為は、様々な問題行動に繋がる可能性があると専門家は言います。コントロールしきれない不安やストレスに苛まれ、共存するためのルールを忘れてしまうのです。何かに依存的になっている犬たちを見ていることを面白く感じるかもしれませんが、それはアルコールやたばこを止められない人間を笑っていることと同じです。酷い場合だと、家族であるなしに関わらず、攻撃的になり始めるかもしれません。あくまで飼い主の方が身分が上だということ、そして何でもモノは共有しなければならないということを教えるのは、とても重要なことです。

依存の結果

ペットの食べ物やベッドに近付くだけで噛みつこうとしてくるようなら、しっかりしつけて矯正させなければなりません。

自分の所有物であると勘違いしている場合に、そのモノに近付くものに対して唸る・攻撃する・噛みつくといった行動をとることで、守ろうとするのです。多くの場合は飼い主が最もその被害を受けます。

人間にとっては大したものでなくても、飼い犬が所有物だと思っている食べ物・おもちゃ・ベッドに近付けば、それを取らせまいとしてくるのです。

依存の原因

一部の子犬たちにはごく自然なことで、生まれて数週間もしないうちに、何かものに依存するような態度を見せ始めます。これは、母犬から性格が遺伝することがあるからです。また一方で、救助犬をしていたり、複数の犬を飼っているときに、一つのモノに対する競争が生まれると、こういった性格になってしまうこともあります。

飼い主の行動・性格・態度が、犬たちに影響することもある、ということは理解しておく必要があります。例えば子犬が遊びたくておもちゃを勝手に持って逃げ出したときに、追いかけて乱暴に取り上げたりなどすると、より依存的な性格にしてしまうことがあるのです。

どうすればよいか

子犬がおもちゃを持ち出してしまったなら、遊びの一部としてそのおもちゃを預かることで、飼い主の言うことを聞かないと遊べない、ということを理解させると良いです。力任せに取り上げるような態度をとってはいけません。

画像出典元: institutoperro.com