カメラが捉えた!:ロシアで絶滅危惧種の猫

24 7月, 2018

南シベリアのアルタイ自然保護地区の調査を行った際、ロシアで絶滅の危機に瀕した猫がカメラにとらえられ、大きな発見として話題になりました。

調査隊はパラス(別名マヌルネコとも呼ばれる)として知られている猫を写真に収めることに成功しました。パラス猫は滅多に見られない動物として知られています。さらに、国際自然保護連合のレッドリストにも掲載されており、このリストには「絶滅の危機に瀕している」、または「その恐れがある」動物が掲載されています。よって今回、絶滅危惧種のパラスが撮影されたという事実は、非常に多くの注目を集めました。

この素晴らしい写真の背景にある歴史について学んでみましょう。

パラス猫は絶滅危惧種です。結果として、人間に姿を見せたがらないのも十分納得できます。自然の生息地で活動するこの猫を写真に収めるチャンスは滅多にありません。

チャンスをものにしたこの写真は、世界自然保護基金(WWF)によって組織された調査隊によって撮られました。これはアルガリ地域基金(動物の保護のため)とアルタイ自然保護区が含まれています。

カメラにパラス猫がとらえられるのは非常に珍しく、誰もがこの美しい猫を賞賛しています。

マヌルネコについて

絶滅の危機に瀕したマヌルネコは非常に大きく、ふっくらとしています。しかし平均的に一般家庭で飼われている猫と似たような大きさと重さです。マヌルネコは、生息する場所の寒さに対処するために長くて丈夫な毛を持っており、実際よりも大きく見えます。

マヌルネコは1平方センチメートルあたり約9,000本の毛を生やしており、それは7センチの長さまで成長します。

この肉食哺乳類は、ネコ科に属します。彼らの生息地は、主にシベリアを中心に、モンゴル草原とチベットにまで広がっています。海抜5000メートルほどの高さまで生息していると考えられています。

マヌルネコは 1776年にドイツの動物学者ピーター・サイモン・パラスによって、Felis属マヌルに分類されました。しかし、最近の研究では、Otocolobus属マヌルへの移動が広く受け入れられています。

シベリアの大草原で絶滅の危機に貧しているパラス猫の写真が撮られました。マヌルネコとしても知られているこの短い足の猫は、厚く美しい毛をしているために、密猟者によって狩猟されることがあります。

パラス猫の詳細

パラス猫の他の特徴は以下のとおりです:

短い足と爪

・肉付きが良く、頑丈な体

長く、毛が多く、黒いリングのような模様のしっぽ

・アッシュグレーやあずき色の毛

円形の瞳孔をした目

・低く左右に離れている耳

・平らな顔

また、一般的に、暗いところで単独で狩りをする習性があります。主な食料は小さな齧歯類と鳥です。岩の亀裂や巣穴に隠れて1日の大部分を過ごしていますが、普通の猫のように、太陽の下で寝転がって過ごすことも好きです。

密猟者によって捕らえられた絶滅危惧種の猫

絶滅危惧種の猫

メスのマヌルネコは66日から75日にわたる妊娠期間の後に、1匹から6匹の子猫を産みます。子猫の体重は約90グラムで、厚い毛皮で覆われています。生後約6ヶ月で大人のサイズまでに成長します。

人間に飼育されると、パラス猫は最大約11年間生きることができます。人間に飼育された状態で子供を産む事は可能ですが、感染症による影響のために、その生存率は低いです。孤立した自然の生息地ではウィルスにさらされる機会が少ないために、パラス猫の免疫系は未発達です。よって、人間に飼育されると、感染する危険性が高くなるのです。

さらにパラス猫は、密猟の犠牲となっています。その毛皮のために密猟者に殺戮されています。しかし、行動範囲がわかりにくいため、パラス猫に関する情報は不足しています。また、今日地球上に生息するパラス猫の正確な数を数えることも困難です。

幸運なことに、私たちは壮大な大自然でカメラに収められた美しいパラス猫の姿を楽しむことができます。その写真が撮られたことを非常にありがたく感じます。