ペットのお墓ってどうしたらいい?

大切なペットとのお別れはとても悲しいものです。しかし、ペットとの楽しい思い出は一生心の中で生き続けます。
ペットのお墓ってどうしたらいい?

最後の更新: 12 6月, 2018

ペットは装飾品でもファッションアクセサリーでもありません。多くの人にとってペットは大切な家族の一員なのです。もはやペットは人間と同じ待遇を受けることが多くなってきました。これはお別れの時も同じです。そのため、ペット霊園の数は増え続けています。ペット霊園は、私たちを無条件で愛してくれた大切な家族が眠る場所なのです。

亡くなってしまった大切なペットが心に残すもの

家族?家畜?

ペットを飼うということは、犠牲と多くの責任を伴います。犬や他の動物を飼おうとしている、または世話をしようと思っている人は、そこをしっかりと理解する必要があります。

犬や猫はペットの中でも一番多く飼われる動物です。それはもしかすると犬や猫には人間を思いやるという高度に発達した感覚があるからかもしれません。しかし、残念なことにこの愛し愛される関係というのは成立しないことが多いのです。それは犬が原因なのではなく、ほとんどの場合は人間のせいなのです。

正にこれがペットとのお別れを難しくしている理由です。私たちの心を豊かにしてくれ、一生の思い出を残してくれた大切なペットなのですから。

ご年配の家族がいる家庭では、万が一に備えている場合もあります。しかし、多くの人は動物の寿命が人間よりはるかに短いということを忘れがちです。

ペットのお墓

生き物の種類別で考えてみると、人間より長く生きられるのは実はオウムと亀だけなのです。

葬儀場やペット霊園での葬儀

現在、人間と同じ葬儀を行う葬儀場、火葬場、ペット霊園がたくさんあります。人間もペットも前提は同じなのです。つまり、お葬式とは遺体が単に処分され忘れられる場ではなく、厳かなお別れの儀式なのです。

お分かりのように、ペットを失うことは家族に深い心の傷を残します。 そして、そのショックと辛さから亡くなったペットの遺体をどうするか忘れてしまうことがあります。

また、中にはこのような出来事に備えていなかったために、残念ながら遺体をゴミに捨てる飼い主までいるのです。多くの人にはそのような行為はより大きな苦しみと罪悪感をもたらすだけです。

この辛い時期を少しでも乗り越えやすくするため、ペットの遺体を引き取りお通夜と最後のお別れの準備をしてくれる業者もあります。

急成長のビジネス

ペット霊園は1990年代半ばの初めに、「流行り」始めました。 米国で初めて動物専用の墓地ができ、その後まもなく世界の他の地域でも同じような墓地が見られるようになりました。スペインには犬とのお別れの儀式を執り行う業者がいくつかあります。そして、人間と同様、様々なプランがあります。お通夜と葬儀の他にも火葬もしてくれます。ペットの遺体をお墓に入れてあげたいと考える人もいます。値段の幅は広く、選択するプランによって異なります。

費用の目安

大都市の一等地にお墓を考えていますか?大理石または花こう岩から掘られ、石に直接刻まれた墓石が付くようなお墓です。一般的に最終的な費用は約5000ユーロにもなります。ここまで経済的な余裕がない、あるいは費用を抑えたい人には低価格な選択肢もあります。

動物のお墓

火葬の場合、合同火葬を行う業者もあります。費用は50ユーロ前後です。 個別火葬の場合は最大で270ユーロにもなります。

バランスの崩れた世界?

なかには人間より手厚いケアを受け、愛情を注がれているペットがたくさんいるこの世の中ですが、人類はどこに向かっているのでしょうか?

ペットに費やす金額に激しい怒りを感じる一部の人もいるかもしれません。いずれにしても、今私たちが抱える一番の問題がペット霊園ではないことは確かです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。